臨床検査技師に地方から上京転職するコツ&5つの体験談

臨床検査技師の資格を持っているのに、退職してしまってブランクがある方や、学校卒業後に別の仕事に就き、やはり臨床検査技師になりたいと転職を考えている皆さん。
実際に東京で臨床検査技師に転職した人の体験を知りたいと思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。

臨床検査技師の転職先は、病院・クリニックのほかにも検査センター、健診センター、保健所、治験関連機関など多岐にわたっています。
中でも、東京の大病院に転職して、収入も専門性もアップしたいと考える人は多いのではないでしょうか?

そこで、臨床検査技師のための失敗しない転職方法をご紹介します。

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転職してよかった!上京転職体験談【成功例】まとめ

年齢や経験を問わず、臨床検査技師への転職の希望をかなえている方々がいます。
東京の病院を選んだ理由としてよく挙げられているのが、「高い専門性」「夜勤なし」「土日祝休み」「駅チカで通勤便利」などです。

ここでは、そんな転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。

地方のクリニックから東京の検診センターの臨床検査技師に転職

地方のクリニックに5年間勤務していた方の体験です。
地域に密着した小規模の医療施設で働き、老人ホームなどを巡回してエコーをとる仕事をしていました。
土日が休みで働きやすく、人間関係が良く離職率が低い職場だったので、長い間転職は考えていなかったと言います。

転職を考えるようになったのは、5年経ったのに今のまま何も変化がなくて良いのかという焦りが出てきたためです。
かつての同級生と話をすると、給与も上がっていないことが分かりました。
上京するために十分な貯金もできたので、東京での転職に挑戦したいという気持ちもわいてきました。

転職活動には、web面談に対応してくれる東京の転職エージェントを活用しました。
キャリアカウンセリングを経て、勧められた求人は、東京の検診センターです。

前職での経験から、検査室にこもって検体の検査ばかりするよりも、患者さんと対話しながら働けることを重視していたこと。
患者さんの容態が急変するような事態を経験していないため、病院のような精神的プレッシャーがなく働けそうなこと。
これまでのエコーの経験が高く評価されそうなことが決め手でした。

転職活動の結果、東京23区内の検診センターに転職できました。
新たな職場では、患者さんからの「ありがとう」が嬉しいと話してくれました。
エコー以外の検査を担当する機会もあり、医療現場のスペシャリストとして、とてもやりがいを感じているそうです。

奥が深く難しい事も多いけれど、だからこそやっていきたいと今後の目標を語ってくれました。

一旦臨床検査技師を離職してから、検査センターの日勤業務に転職

次にご紹介するのは、一旦臨床検査技師を辞めてから転職活動をした方です。

地方の総合病院で、超音波検査や血液の検査などを担当していました。
地域では最も有名な病院だったので、就職できたことに達成感もあり、やりがいもありましたが、一方で夜間外来や病棟での対応が大変でした。
度重なる夜勤にストレスや疲労がたまっていたのもあり、一旦辞めてリセットしたかったそうです。

離職後は、すぐに転職せず、憧れていた語学留学に行くことにしました。
在職中はまとまった休みは取れなかったので、貯金を使って半年間、カナダに滞在し、語学学校に通いました。
医療英語が学べるコースを選んでいたので、今後の仕事にも少しは役立てばという思いもありました。

転職活動を始めたのは、留学から帰国してからのことです。
離職後すぐに海外に行ったため、雇用保険の失業等給付が十分にもらえないなどの影響があり、できるだけ急いで次の仕事を決める必要がありました。

そこで、臨床検査技師などの医療職に特化した転職エージェントに事情を話し、いくつかの選択肢を提示してもらいました。

キャリアカウンセリングの結果、臨床検査技師の活躍の場が豊富な東京に出てくることと、さまざまな種類の検査を経験してスキルアップできる職場を目指すことにしました。

結果、無事に東京の検査センターに転職できました。
担当業務は、ホルター心電図の解析業務、病理検査、細胞診検査を兼務しています。

小規模な施設のため、病理・細胞診検査の両方を分け隔てなく、皆で協力して検査を行うのが職場の特徴です。
そのため、導入からクローズまで、幅広い業務に関わることができています。

語学留学に行ったからこそリフレッシュできて、また積極的に働けているそうです。
また、難しいからこそやりがいを感じられる職業で、また働けて嬉しいと話していました。

クリニックの臨床検査技師兼事務職から大規模人間ドック施設に転職

次は、ほぼ未経験から病院の臨床検査技師に転職した人のケースです。

関東近郊に在住の方で、新卒のときは実家から通える距離の職場を探し、あるクリニックに電車通勤していました。

仕事内容は、採血・生理検査・問診など一般外来業務でした。
電子カルテへの簡単なパソコン入力も担当すると聞いていましたが、実際には検査件数が非常に少なく、パソコンに向かって事務作業をする時間が多くなっていました。

これでは臨床検査技師の資格を取った意味がなくなると焦り始め、入職から半年ほど経って転職エージェントに相談。
社会人1年経過後には、新たな職場にステップアップする計画を立てました。

結果は、東京の人間ドック施設に転職でき、現在は一人暮らしをしています。
職場には臨床検査技師が何十人も在籍しており、採血などもOJTで先輩に丁寧に教えてもらいながら働けることが嬉しいそうです。

転職活動を通して、自分にはドクターの裏方として支えるのが合っていると気付き、診察時のドクター補助や受診者誘導などでも活躍されています。
研修制度も充実していて、希望通りで良かったと振り返っていました。

転職するんじゃなかった!上京転職【失敗例】まとめ

臨床検査技師は職場や雇用形態などによって、待遇の差が現れやすい職種でもあります。

転職後に失敗したと感じる理由には、「雑用ばかりで臨床検査技師としての仕事をさせてもらえない」などの仕事内容への不満、また、休みが取りづらいなど労働条件についての不満も上位にあがっています。

ここでは、お2人の体験談を通して、なぜ失敗したのか、その教訓を挙げていきます。

病院の臨床検査技師に転職できたが、三次救急が激務

せっかく病院の臨床検査技師に転職できたけれど、また転職しようか迷っている方のケースです。

前職は検体専門の検査機関。ルーティンワークが多い職場で変化がなかったので、専門性を高めようと大病院に転職しました。

転職先は三次救急まである病院。検査の種類が多くて覚えることがたくさんあり、当直もあって体力も必要です。
日々体調がギリギリの中、なんとか業務をこなしていましたが、ついに体調を崩して欠勤が増加。一時は辞めることも考えたそうです。

今は体調を持ち直していると言いますが、休んだ間に転職サイトを見て、やっぱりここは一番やりがいがあるかな、と踏みとどまったそうです。

転職前に、自分についていける職場なのか専門家に相談できていたら、と反省することもあったそうです。

病院の臨床検査技師からクリニックに転職すると、収入ダウンで

続いては、激務の病院から落ち着いたクリニックに転職した人の話です。

前職の病院では、血液検査や、心電図・エコーなどの検査を担当していました。
日々の仕事は楽しかったのですが、休みが取りづらく、体調を崩すことも心配だったので転職することにしました。

転職先は、首都圏のクリニックです。
一人暮らしはできているものの、生活はギリギリで、前職の感覚でお金を使ってはいけないと引き締めているそうです。

今の生活に後悔はさほどないようですが、給料面が低い事もあり、このままここで臨床検査技師を続けるか、ほかの事に挑戦するか迷ってもいるとのこと。
転職サイトにいくつか登録しているそうですが、後で見返したら医療機器メーカーや治験コーディネーターの会社など、土日休みでもやりがいのある求人は他にもあったかもしれないと考えているそうです。

その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人

ここまでの内容をまとめて、転職に失敗している臨床検査技師と成功している臨床検査技師の特徴を比較してみましょう。

臨床検査技師への転職に失敗している人に共通していること

臨床検査技師の仕事には
「ルーティンワークが良いか、変化が多い業務が良いか」
「休日や当直もいとわず働くか、日勤で平日のみが譲れないか」
「患者さんとの対話がある職場をどの程度希望するか」
「研修や学会出席など、専門性を高めるための学習をどの程度希望するか」
など、転職先選択のうえで考慮すべき要素が多数あります。

転職活動を始めるにあたって、自己分析を深めることはとても大事です。
しかしスキルがあって即戦力である人ほど、自己分析をあまりしないまま転職先が決まってしまい、入職後にギャップを感じることも多くなっているようです。

臨床検査技師への転職に成功している人に共通していること

第三者にカウンセリングしてもらい、一人では気付かなかった仕事の価値観や重視している項目に気付き、前向きに働ける職場を選べている人は、転職先で成功できる傾向があります。

病院だけでなく、企業からの求人があることも臨床検査技師の職種の特徴です。
一人で探していると見逃しがちな求人も敏感にキャッチし、企業研究してみるのも良いでしょう。

臨床検査技師の転職に成功するためには、例えば「医療業界に特化した転職エージェントでキャリアカウンセリングを受ける」といったことが秘訣と言えるかもしれません。

臨床検査技師の転職には、仕事内容・働き方・条件のバランスがとれたマッチングを。

最後に、臨床検査技師をめざす方が上京して失敗せずに転職するためのアドバイスをお伝えします。

自分が求める仕事内容・働き方・条件を棚卸しし、バランスよく希望を満たせる転職先のマッチングを受けること。

そのためには、キャリアカウンセリングから企業選び、面接対策までトータルに支援してくれる転職エージェントを利用するのも効果的です。

臨床検査技師への転職に転職エージェントをお勧めする理由

臨床検査技師への転職に転職エージェントをお勧めする理由は3つあります。

  1. 臨床検査技師の仕事が好き、やりがいがあるという求職者の気持ちを受け止め、お悩み相談にもとことん付き合ってくれるから。
  2. なりたい臨床検査技師の将来像を聞き取り、希望に寄り添ってくれるから。
  3. 経験の浅い技師からベテラン臨床検査技師まで、一人一人のキャリアに合った転職ノウハウを持っているから。

初めての転職活動で、どんなエージェントを利用すればいいか迷っている方は、当サイト「みさぽ」にお気軽にご相談ください。

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