介護業界での転職を目指していて、さまざまな施設を比較検討している皆さん。
サ高住(サービス付き高齢者住宅)の転職に、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実際に東京でサ高住に転職した人の体験を知りたいと思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。
サ高住には介護サービスは義務づけられていないので、フロント業務や生活相談を中心とする求人もあれば、手厚い介護を売りにして、身体介護ができる人を募集している場合もあります。
職場によって仕事内容に幅があるのが特徴です。
実際、ケアマネージャーや介護職員初任者研修修了者、社会福祉士など、資格が必須の求人だけでなく、資格なし、未経験でも転職可能な施設の求人も、東京には多数あります。
そんなサ高住の介護職のための失敗しない転職方法をご紹介します。
目次
転職してよかった!上京転職体験談【成功例】まとめ
東京には「高級サ高住」と呼ばれるような、富裕層向けのサ高住が多く存在します。
そのような施設を運営する大手企業に転職できるチャンスがあるということです。
また、働きやすさを重視して、夜勤のないサ高住に転職するのも人気です。
ここでは、転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。
社会人経験を経てサービス付き高齢者向け住宅の介護職に転職
大学で福祉系の勉強をしていたAさんは一般企業に就職していましたが、給与に満足がいかず転職しました。
数年後、福祉系の仕事をしたいと考えたAさんは、職種未経験でも応募できる仕事を探したいと転職エージェントに依頼しました。
しばらくして、都内の介護サービス事業所が運営するサ高住のスタッフの仕事が舞い込んできました。
未経験の仕事でしたが、やる気が勝っていたAさんは転職することにしました。
配属された職場は、都内の高級住宅街に位置する高級感のある施設で、ホテルのようなきれいな建物にAさんも感動したと言います。
担当業務はフロントサービスですが、タクシーの手配や宅配便の発送など、前職の仕事と変わらない業務も多くあり、介護への気負いがなく働けているそうです。
何より、異業種出身のAさんは、接客など前職の経験が高く評価されることにやりがいを感じることができました。
Aさんは、この施設で長く働いて管理職を目指したいとおっしゃっています。
様々な介護の現場を経験してサービス付き高齢者向け住宅の介護職に転職
これまで、訪問ヘルパーや老健施設など様々な現場を経験したBさんは、スキルアップのため何回も転職を重ねていました。
前職は契約社員で、期限があったのでこのあたりで正社員へなろうと考えました。
転職エージェントに相談したところ、大手企業が運営するサ高住の介護職の案件を持っているとのことだったのですぐさま面接に臨みました。
これまでの経験が適用できる職場だったので、戸惑うことなく仕事ができているようです。
利用者さんとの会話も楽しく、後進にも自分のスキルをシェアできるとのことで大変満足されています。
様々な現場を経験してサービス付き高齢者向け住宅の介護職に転職
以前は日勤の介護職をやっていたCさんは、パートタイムで働いていましたが、シフトが希望通りにならないことと、人間関係でもめてしまい退職しました。
子供も大きくなり収入を増やしたいと考えたCさんは正社員を目指して転職エージェントに相談しました。
3か月ほどかかりましたが、都内のサ高住の介護職として採用されました。
正社員なので夜勤等もありますが手当が充実しているので以前より格段に収入がアップしました。
夜勤中もそれほど忙しいという訳でもないので、負担も少ないようです。
転職するんじゃなかった!上京転職【失敗例】まとめ
東京での転職活動は、地方よりも有利な面はあるものの、安易に行動を起こすと失敗してしまう危険性もあります。
ここでは、お2人の体験談を通して、なぜ失敗したのか、その教訓を挙げていきます。
社会人経験を経てサービス付き高齢者向け住宅の介護職に転職
介護用品メーカーで勤務していたDさんは、仕事上のトラブルが原因で退職してしまいました。
しかし、介護業界は嫌いではなかったので、知人の紹介で新規開業するサ高住の介護職として採用されました。
いざ開業を迎えると、利用希望者は4人しかおらず、本来想定されていた利用人数の半数以下となってしまいました。
そのため、清掃や事務作業など仕事量もそこまで多くなく、時間が余ってしまうような状況です。
同僚とおやつを食べながら借りてきた映画を見たりしているそうですが、なんとなく違和感が残っているようです。
今は、負担は少ないのですが、忙しくなった時との振り幅に耐えられるのかが不安だそうです。
飲食店アルバイトからサービス付き高齢者向け住宅の介護職に転職
都内の居酒屋でアルバイトをしていたEさんは、お店の新しい経営者と馬が合わず追い出されてしまいました。
途方に暮れているわけにもいかず、求人雑誌を見るとサ高住の介護職の仕事があり条件も良かったのでとりあえず応募してみました。
するとすぐに連絡が来て、面接となり採用されました。
面接では、清掃や利用者の食事の配膳など簡単なことからやってもらうとの話でしたが、配属初日から施設から抜け出した認知症の利用者の探索に駆り出されるなど大忙しで、十分に研修などもされないまま今に至っているようです。
実は今でも全く分からない仕事があるのですが聞ける状況でもないので、もし分からない仕事が来たらどうしようかと困っているとのことです。
その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人
ここまでの内容をまとめて、転職に失敗しているサ高住の介護職と成功しているサ高住の介護職の特徴を比較してみましょう。
サ高住の介護職の上京転職に失敗している人に共通していること
サ高住の仕事を理解していないまま、職場を決めてしまっている
サ高住の介護職の上京転職に成功している人に共通していること
正社員スタートの職場を探すなど、立場の安定と仕事の内容理解に全力を注いでいる
サ高住の介護職として転職に成功するためには、例えば「業界知識に強い転職エージェントに相談する」といったことが秘訣と言えるかもしれません。
業界をよく知る転職エージェントに相談しよう
最後に、サ高住の介護職をめざす方が上京して失敗せずに転職するためのアドバイスをお伝えします。
業界をよく知る転職エージェントに相談する
という方法をお勧めします。
サ高住の介護職の転職に転職エージェントをお勧めする理由
サ高住の介護職への転職に転職エージェントをお勧めする理由は3つあります。
- 大手介護企業や不動産会社が運営する優良な施設の求人が豊富で、年収アップもスキルの幅を広げる上でも良い転職先が多数
- 身体介護や夜勤の有無、入社後の昇進・昇給などの実態を教えてもらえるので、応募するかどうかの判断がしやすい
- 契約社員からの正社員登用や、寮・社宅の有無、資格取得支援制度など、条件面で不安なことがあっても相談できる