地方から東京の企業に転職するなら、思い切って異業種に進みたいと思う方も多いのではないでしょうか?
メガベンチャーと言われるIT企業はもちろん、広告や金融、医療、アパレルなど、東京発のさまざまなベンチャー企業で活発に人材採用が行われています。
地元企業との働き方の違いや、転職して仕事について行けるかどうかなど、地方ならではの疑問や不安も多いもの。
そんな上京就活にどうやって立ち向かったのか、当サイト「みさぽ」を通して転職活動した方がお話しします。
今回ご紹介するのは、転職サイト「マイナビ」が主催するwebセミナーに参加した方へのインタビューです。転職活動の参考にしてみてください!
転職先を見つける方法として、転職サイトや転職エージェント(人材紹介)があります。
利用するには登録が必要ですが、どちらも登録は無料です。
当サイト「みさぽ」では、複数のサービスに登録して使い分けることをお勧めしています。
さらに、あまり知られていないかもしれませんが、転職サイトや転職エージェントには求人検索以外にも、転職活動に役立つさまざまなイベントやサポートがあります。
「転職サイトや転職エージェントってそもそも何?」という方は、以下の解説を読んでみてください。
目次
希望の業種に就けないまま5年ほど経ってしまった
Profile:
北陸地方で在住の28歳女性。実家暮らしで、2人の妹、両親との同居。一人暮らし経験は無し。
転職活動において困っていたのはどんなことですか?
新卒就活ではIT企業や広告代理店を数多く受けたものの、内定を獲得できず、結局別の業界に就職してしまいました。
今の会社では十分経験を積み、そろそろ新しいことにチャレンジしたいとは思っているものの、興味のある業界の求人が近場にはなく、転職活動はあまり進んでいません。
一時期一人暮らしをしたいという気持ちが非常に強くなったことがありましたが、結局親が家事をやってくれる実家の居心地が良くて、先に引っ越してまで就活しようという決断もできませんでした。
このまま地元で現状維持をするか、思い切って東京で興味のある業界に転職するか、考える材料がほしいと思っていました。
webでは普段、転職についてどんな情報収集をしていましたか?
転職サイトに登録して情報収集を始めたところです。
今はテーマ別の特集記事を読んでいます。今までよく知らなかった業種・職種を知るのに役立っています。
最近、正式な面接の前に「カジュアル面談」を実施してもらえる求人が気になっています。web面談も可能だったりするので、地方から応募するとしても敷居が低くて助かっています。
webセミナーを受ける前に持っていた印象はどうでしたか?
今の仕事ではweb会議が開かれることはめったにないので、まずはweb通話のツールに慣れるためにもセミナーを受けてみたいという気持ちです。
セミナーを聞くことに慣れてきたら、ゆくゆくはweb面談や面接にも挑戦したいです。
webセミナーが定期的に開かれていることも最近知り、転職活動のペースや意欲を維持するためにも活用していきたいです。
これまでの就活方法と、どのように比較されたのか教えてください。
ベンチャー企業について知る手段は、正直言ってビジネス本くらいしかありませんでした。
経営者が出演するネット動画もたくさんあるようですが、就活に役立つものを自分で選ぶことができず、活用できているとは言えませんでした。
そこで、就職をテーマにした今回のセミナーにはとても期待していました。
大手企業とベンチャー企業の違いを解説してもらえた
webセミナーのテーマはどのようなものでしたか?
大手企業とベンチャー企業の違いについて、業界で最先端を行く講師が解説するというものでした。
講師はどんな方でしたか?
講師は2名登壇されました。
お1人はアメリカの大学を卒業して航空会社や投資ファンドで勤務された後独立された方です。
もう1人は通信系大手企業を経験後、シェアリングエコノミー事業を創業し3年後には東証マザーズに上場まで果たしたという方でした。
webセミナーのプログラム内容はどんなものでしたか?
大手企業とベンチャー企業の違いについての講義が中心でした。
ベンチャー企業と大手企業で異なる部分のうち大きなものは「経験できるものの違い」であることが講師お2人の共通の見解でした。
また、大手企業勤務者が転職時にベンチャー企業に対してどのような疑問を持つかという例も挙げられていました。
経営状況や倒産リスクを知りたいという声が多いということでした。
どのような解説を覚えていらっしゃいますか?
ベンチャー企業に向いている人材について詳しい解説があったことです。
成功している人材に共通しているのは、圧倒的な当事者意識と柔軟性と素直さを併せ持ち、困難な状況でも楽しめることなのだそうです。
失敗経験も財産になると聞いて勇気がわいた
講師から聞いて面白かったエピソードは?
人材についての評価は、勤務しているのが大企業かベンチャー企業か、あるいは企業規模によって変わることがないと分かったのが興味深かったです。
あくまでも何をやってきたかで評価されるということを、さまざまな事例から理解することができました。
地方の、東京ではあまり知名度のない企業の職務経歴を書いても不利になることはなく、これまでの仕事内容をきちんと説明できれば自分にもチャンスがあるのだなと思いました。
一緒に考えるようなプログラムはありましたか?
自分が仕事で経験した失敗談を思い出してみようという問いかけがありました。
失敗を経験している人間が、事業開発の分野で重宝される場合もあるためだそうです。
ベンチャー企業で事業を起こして失敗した経験が、大手企業に転職して新規事業を行う際に貴重な教訓になったという事例が紹介され、自分とはスケールが違うと思いつつも共感することができました。
他の参加者の反応はいかがでしたか?
終始チャットで反応している人がたくさんいました。
ベンチャー企業の仕事はスマートなものより泥臭いものが大半を占め、たとえるなら「学校の文化祭が大好きな人には向いている」という言葉に多くの共感コメントが集まっていました。
変化を受け入れ、チャンスに変える意識を持ちたい
今回のセミナーを受けて、一番印象に残ったことは?
ベンチャー企業で働くことのメリットもデメリットも解説してもらえたことです。
ベンチャー企業では、外的要因のために会社の方向性を大きく転換させなければならない状況もあり、そういった変化を楽しむことができる人間でなければ長く働くことはできないのかなと感じました。
セミナーを振り返って教訓などはありますか?
ベンチャー転職に挑戦するにあたっては、市場の動向、さらに社会情勢をよく知っておく必要があることが分かりました。
一社員でも、面接の時点から事業や経営戦略に対する提案が求められているというのは、とてもやりがいがありますが、まだまだ勉強が必要だとも思いました。
一方で、ベンチャー企業ではキャリアの選択肢が多様化してきており、働き方を自分で変えていけるというのは大変魅力的に感じました。
上京によって環境を変えることに前向きになりたい
web就活を成功させるためのアドバイスをお願いします。
ベンチャー企業に転職したいと考えるなら、変化に対する抵抗感をなくしていくと活躍の場も広がるということです。
地方から上京就活する場合は、住む場所を変えるという大きな変化があります。
上京によって、習慣や価値観の違いにもふれることになります。
環境の変化をポジティブに生かす気持ちになれれば、上京転職もうまく行くのではないかと思います。
その理由を詳しく教えてください。
- うまくいかなくても、そのプロセスを楽しむことができるため。
- 泥臭いことでも楽しみながらこなすことができる人にはおすすめ。
- キャリアの浅い社員でも失敗しながらでも挑戦できる場があるため。
地方で就活するからこそ、東京の転職セミナーをwebで聞いて意識改革をすることが必要ではないでしょうか?
今回ご紹介したのは転職サイト主催のイベントでしたが、転職エージェントに個別に面談をしてもらうという方法も効果的です。
当サイト「みさぽ」でも個別相談を実施しております。
住みたいエリア、働きたいエリアの見当を付けてから就活する人や、先に東京に引っ越してから短期集中で転職活動する人もいます。
自分の希望に合った転職活動のスタイルを「みさぽ」で見つけてください。