美容業界には美容院・コスメ・エステ・ネイルサロン・リラクゼーション・ヨガなど多くの種類の企業があります。
エステティシャンやネイリストなど、資格を取ったりスクールに行ったりしないと転職できない?
と思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、資格がなくても受付やアドバイザーとして店舗勤務ができるチャンスがあります。
さらに、本社勤務の事務職などの求人もあり、未経験から美容業界を知ることもできます。
今回はそんな美容業界に、未経験で転職した人の成功例、失敗例をご紹介します。
目次
転職してよかった!上京転職体験談【成功例】まとめ
東京で美容業界に転職することで、給料や待遇に満足している人や、スキルアップがかなった人はたくさんいます。
ここでは、転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。
地方の製造業の秘書から未経験で資格不要の東京の美容業界でアドバイザーに転職
ウェディングプランナーを目指していたAさんは、専門学校を中退してその後フリーランスとして3年間働いてから、地方の製造会社で社長秘書を1年半ほどしていました。
しかし、常に社長の予定を把握して合わせる必要があり徐々にAさんはストレスが溜まってきました。
さらに、業績悪化により社内で、社長秘書の要否が問われるようになってきたため、将来のことも考えて転職を決意しました。
次の転職では失敗したくなかったため、転職エージェントを活用しました。
将来エスティシャンになりたくて、東京で資格不要のアドバイザーから出発しようと考えて転職先を探すことにしました。
重視した条件は、未経験可と研修制度があるところです。
5か月ほど経過した後東京で美容クリニックのアドバイザーとして転職できました。
エージェントの情報が豊富で助かりました。
その中で、美容アドバイザーという職業には資格が不要とも知りました。
自分だけで転職先を探していたら見つけられなかったと思いますので、エージェントを活用して本当に良かったと思います。
今は会社の研修制度を利用してエスティシャンを目指します。
経理の経験を生かして、未経験から美容業界で本社勤務の事務職として転職
Bさんは、経理・簿記の専門学校を卒業後、地方の食品メーカーで経理事務を9年間していました。
主な日常業務としては、売掛金や買掛金の管理に加え、固定資産の管理も行っていました。
地方だと会社の規模も小さく転職や退職も少なく、昇進したくてもポストがなくて行き場所がありません。
ほぼ年功序列で追い越すこともありません。
30歳目前という年齢もあり、やり甲斐を求めて転職を考えました。
今度は自分の希望をしっかりと叶えたいと思いエージェントを活用して東京の美容室での管理本部スタッフの仕事を探しました。
美容業界に知人が働いていて、興味がありました。
重視した条件は、研修制度と、美容室の店舗勤務ができる可能性があることです。
エージェントの幅広い求人情報を活用して、3か月後無事に東京の美容室本社での経理・事務職に転職できたことがよかったです。
経理の経験を生かしながら、美容業界の勉強をしています。
応募資格や条件も、人柄と熱意重視でした。
資格取得は必須ではなく、後で取得して店舗への異動も可能になっています。
自分の理想の条件を設定し、未経験でも美容業界への関わり方を探りながら、なりたい姿に近づいている気がしています。
業務用車両販売から未経験で東京の美容業界の受付スタッフとして転職
Cさんは東京の大学を卒業してから地元に戻り、自動車販売店で業務用車両の営業を3年間していました。
車が好きだったこともあり、女性でも売上上位の成績で表彰されたこともあります。
営業が好きだったのですが、事務に異動になったからです。
営業でいろいろな土地にいったり、人とあったりするのが好きだったので、仕事を変えようと思いました。その時、東京での転職を考えました。
以前から美容業界で働きたいと思っていたので、東京のエージェントを活用して業界の情報を収集しながら転職活動をしました。
資格が何もなかったので、重視した条件としては未経験でも給与面で安心できる会社です。
最後の転職にしたかったのでエージェントを活用してよかったと思いました。
美容業界も様々な働き方があることがわかりました。結果的には、エステサロンの受付・アドバイザー職として転職しました。
資格はありませんでしたが、営業力が生かせることを面接でアピールして、見事転職できました。
お店の接客、説明を安心してまかせられそうだと嬉しい言葉を面接後にいただきました。
実績に応じてインセンティブもあり基本給も高いのでやりがいを感じています。
転職するんじゃなかった!上京転職【失敗例】まとめ
東京での転職活動は、地方よりも有利な面はあるものの、安易に行動を起こすと失敗してしまう危険性もあります。
ここでは、お2人の体験談を通して、なぜ失敗したのか、その教訓を挙げていきます。
未経験から美容業界のエステサロンの受付に転職したが経営環境に不満
Dさんは服飾系の専門学校を卒業後、地方のテーマパークで働いていました。
キャラクターの衣装や企画をしていましたが、経費削減で衣装などは外注にすることになり、仕事激減ということもあり東京でエステサロンの受付に転職しました。
未経験で、資格もありませんでしたが、女性として美というものに憧れていたので、インターネットで探して転職しました。
会社の実態を把握しきれず転職したことに後悔しています。
赤字続きで転職して半年後に閉店することになりました。
閉店前は施術料を下げて客数を増やしていたので、受付も激務でした。
とても今は転職先を探す時間がありません。
教訓としては、しっかりと転職先の経営状況も確認した上で転職すべきでした。
第三者視点からアドバイスをくれる転職エージェントなどを活用し、安心して長く働ける転職先をさがすこと。競争が激しい業界なので、しっかりとした経営方針を持って経営していることを確認すべきです。
地方の製造業の受付から東京の美容業界のアドバイザーに未経験で転職するも教育体制が整備されておらず苦労が続く
Eさんは、地方の製造会社で受付事務をしていましたが、人間関係でトラブルがあって退職することになりました。
以前から美容業界に興味を持っていたので、上京した後転職活動を始めました。
美容アドバイザーという仕事を見つけて、資格も不要だったのでエステサロンで美容アドバイザーとして働くことになりました。
ところが、Eさんは早く仕事を見つけたいと焦ったため情報収集が不足していて、美容業界のアドバイザーの仕事と会社の実態を把握しないまま転職してしまったと入社してから気づきました。
求人には未経験者歓迎とありましたが、教育体制もなくわからないことばかりで辛いです。
そのためクレームにつながることもあり、対応に神経を使って会社に出社したくない状況になっています。
商品説明不足で受けたクレームは入社時や配属時研修があれば防げたと思います。
未経験者に対する教育制度がしっかりしている企業を探すべきだと痛感しました。
その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人
ここまでの内容をまとめて、美容業界への転職の失敗例と成功例特徴を比較してみましょう。
美容業界への上京転職に失敗している人に共通していること
異業種出身の方にありがちなのが、美容業界への憧れだけで転職してしまうケースです。
美容業界にも、お客様として見たときの華々しい側面とは別に、綿密な準備も地道なコツコツした作業もあります。
お客様に喜んでいただけることもあれば、不満やクレームを言われることもあります。
また、未経験なのに歩合給の比重が多い企業に転職してしまうという失敗もあります。
いずれも、業界研究や企業研究が不十分で、転職後にギャップが生じてしまうというパターンです。
美容業界への上京転職に成功している人に共通していること
他の業界に転職する時と同様、企業の特徴や将来性を見極め、志望動機をきちんと言える方、そしてその企業に見合う活躍ができることをしっかり自己PRできる方は、採用確率が上がることはもちろん、入社後の満足度も高い傾向があります。
転職エージェントを利用して就活を進めていくと、転職活動のはじめの段階で、美容業界は自分に向いているのか、どんな企業・職種なら合っているのかといったキャリアカウンセリングを受けることができます。
さらに、書類添削、面接練習などで担当者とこまめに連絡を取り、客観的なアドバイスを取り入れて就活している人ほど早く内定を取っている傾向があります。
そのため、美容業界への転職に成功するためには、「美容業界に強い転職エージェントのキャリアカウンセリングを受ける」といったことが秘訣と言えるかもしれません。
転職エージェントを使い美容業界でのキャリアプランを組み立てよう
最後に、美容業界をめざす方が上京して失敗せずに転職するためのアドバイスをお伝えします。
転職エージェントを効果的に使い、キャリアプランを考える
という方法をお勧めします。
美容業界への転職に転職エージェントをお勧めする理由
美容業界への転職に転職エージェントをお勧めする理由は3つあります。
- 業界の全体像や、個別の企業を理解するための情報が豊富
- 未経験でも応募でき、これまでの経験も生かせる求人を紹介してくれる
- 美容業界に詳しい担当者による書類添削や面接対策などのサポートが充実している
以上のことから、転職エージェントを積極的に利用して、有利な就活を進めてください!