保育士として上京する社会人が知っておきたい面接質問20選&就活のコツ

社会人が上京して保育士を目指そうと思うと、就活について疑問や不安に思われることもあるのではないでしょうか。

一度社会人として別業界で働いてきた方の場合、特に面接で、新卒と違う視点で質問されることが多いようです。

そこで、実際に保育士として働いている方がなぜ東京で就職しようと思ったのか事例をまとめてみました。

また、面接対策として、社会人の皆さんが受け答えに困ることのないように、よく聞かれる質問を20種類ご紹介します。
応募の際や採用試験の注意点、就活の効率的な進め方についても参考にしてください。

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簡単な質問に答えるだけで、今の状態で上京できるのか判断ができます。 更に上京するまでに何をしたら成功できるかが分かります。

東京は様々な運営形態の保育園があるので良い経験が積める!

東京都下には、認可保育所だけで2,811の施設が設置されています。(2018年4月時点)

あるデータを見ると、年々3桁の数の認可保育所が増設されています。

それだけあると、園によって教育方針や運営方針は十人十色であるので、上京して保育士を目指す方や、別業界から転職する人も自身の保育士としての考え方や、ライフスタイルに合った職場を見つけることができるというのが多くの人が挙げる志望理由です。

この選択肢の多さが、東京で保育士として経験を積む際のメリットとなり、将来の皆さんが保育園を運営したり、先生を指導したりする際の資産となるでしょう。

保育士をはじめ多くの仕事は、東京なら社会人として成長できる。

東京では、子供が人気の施設や、様々な公共施設を見学に出かけるなど、好奇心を刺激する保育を行っています。

様々な場所へ見学に行くことや、行事の準備等の機会も多くあるので保育士として経験を積むことができます。

さらに、プライベートでは多くの人と出会える機会もあります。全国から人が集まってくるので、異業種交流にも最適です。
そこで仕入れた知識が、明日からの保育士の仕事に活用できることがあり、自身のキャリアアップに役立つことを志望動機に挙げる人も多いのです。

 

実際に地方出身の社会人で保育士になった人の話

東京で保育士に転職することで、給料や待遇に満足している人や、スキルアップがかなった人はたくさんいます。

そんな地方出身の社会人が保育士を志望した理由を、2人の経験談をもとにご説明します。

実務未経験の社会人でも保育士資格を生かせるから

大学の時に保育士の資格を取得していたAさんは、新卒では保育士としての道を選ばず一般企業に就職されました。

しかし、同じ大学で保育士として就職した友人の話を聞いていると、自分も資格を持っているのだからこれを活かして働きたいと思うようになり転職を決意しました。

その際に応募したのが、保育士の資格があれば実務未経験でも保育士として採用してくれる保育園でした。

給料も付き20万円からのスタートで、年間休日も125日というプライベートも充実させることができ、賞与も5カ月支給されるとのことです。

他には、残業手当全額支給、家賃補助、引っ越し準備金、食事補助が支給されるなど福利厚生も充実の職場にAさんは就職することができました。

社会人の一人暮らしも安心。保育士なら自活しやすいから

上京して保育士になりたいと思ったBさんは、東京で住むところを考えて不動産サイトを見た際に、東京の家賃相場が高いことが悩みでした。

そのため、就職の際には、家賃補助が充実している保育園を選ぶことにしました。

Bさんが就職した保育園では上京して就職する人のために家賃補助のシステムを充実させていました。

制度として「借り上げ社宅制度」と「特別住宅手当」の2つが用意されておりこのどちらかを入社時に選択することができました。

加えて、引っ越し準備金が、入社当月に10万円支給されることもありBさんはこの保育園で働くことにしました。

 

社会人の保育士志望者必見!面接頻出質問20選

保育士になるための資格勉強の傍ら、面接準備も進めていく必要があります。

面接の際によく聞かれる質問20例をご紹介しますので、皆さんなりの回答を考えてみてください。

社会人の保育士志望者が聞かれやすい質問は4種類

実務未経験の社会人の場合、保育施設側は、経験やキャリアよりも、応募者の人柄や、保育士として働いていくための姿勢、思考力や性格が保育士として適性があるのかを知りたいと考えています。

面接の際には、質問に対して結論から先に話をすること。

話が長すぎないようにまとめて話すことや、業界のニュース等時事ネタについても調べてあなたなりの意見をまとめておく必要があります。

面接での受け答えでは、丁寧な言葉遣いと、聞かれていることに的確に回答すること、姿勢や表情についても留意しましょう。

これらのことを踏まえて下記の大きく4つに分けた項目の頻出質問への対策をご説明します。

  • 志望動機
  • 自己PR
  • 長所短所
  • 保育士としての意欲

上記テーマについて具体的に紹介します。

【社会人向け保育士面接質問テーマ①】志望動機

一度社会人になってから、保育士を目指すということは全く違う業界からシフトチェンジしてくるので「なぜ、これまでの仕事から保育士になるのか。」「何となくなりたいと思って応募していないか。」「保育園の運営方針を理解しているのか。」と掘り下げて聞いてくる場合が多いです。

ただ単に、応募書類に書いてきたことをそのまま繰り返すだけではなく、文面には書ききれなかったことをしっかりと面接で伝えることを心掛けてください。

志望動機に関する質問では以下の5つがよく聞かれます。

①保育士になりたいと思った理由

②この保育園を志望したい理由

③どのような保育士を目指しているか

④なぜ幼稚園ではなく保育園なのか

⑤保育士という仕事の魅力とは

【社会人向け保育士面接質問テーマ②】自己PR

自己PRに関する質問では、前向きな要素があるかどうかを見られています。

「明るく協調性がある」「コミュニケーション能力の高さ」「保育士としての適性があること」これらの項目は社会人の保育士採用面接においても、大前提とされます。

しかし、話を盛って必要以上に自分を良く見せようとすると、不遜な印象を与えてしまい、面接での質問との答えの整合性が取れなくなるので注意しましょう。

面接が成功するためには、受け答えについて、面接官が引っかかるところが無く、整合性が取れていることが必要です。

自己PRを考える際には、自己分析を通して客観的に自分を把握することを意識しましょう。

自己PRに関する質問では以下の5つがよく聞かれます。

①自己PRをしてください。

②誰にも負けない趣味や特技

保育士以外の資格や特技

恒常的に勉強していること

将来の展望について

 

【社会人向け保育士面接質問テーマ③】長所短所

社会人の保育士面接において、長所短所を聞く理由は、緊急時の対応力や、困難な状況を克服する力、精神面をチェックされている可能性があります。
これまでの仕事でチームワークを大切にしてきたことや、コミュニケーション能力、保育士としての適性などがあることを前面に出して回答をしましょう。

これまでの失敗談を聞かれた場合には、「失敗してしまった」という結果を伝えるだけはなく、その状況の中で学んだことや、失敗をどのように乗り越えたのかについて併せて伝えることが必須です。

長所短所を質問された際の答え方は、長所から話していくこと、短所を話す時には、短所を補うためにどういった行動をしているのか明確にしておくことが必要です。

長所短所に関する質問では以下の5つがよく聞かれます。

①自分の長所と短所

②短所を補うためにしていること

③友人にどんな性格と思われているか

④今までで一番うれしかったこと

⑤今までに一番大変だったこと

 

【社会人向け保育士面接質問テーマ④】保育士としての意欲

保育士としての意欲は、面接結果を大きく左右する項目です。

特に社会人から保育士へと転職する場合、面接官は、保育士として働けるだけの十分な意欲があるか、十分な知識や芯がしっかりしているのかをチェックしています。
教育に関連する、時事ネタをチェックすることや、恒常的に知識を取得しているのかなど、保育士として、常に自分をアップデートしていきましょう。

また、自分にとっての「保育士とはこうあるべき」「理想の保育」なども一度考えてみることもおすすめします。
その理由は、より自分と考え方の似ている職場を探すことに役立ち、面接においても最大限にあなたの魅力をPRできるからです。

保育としての意欲に関する質問では以下の5つがよく聞かれます。

①保育の仕事の中で大切なこと

②保育士になったらできること

③理想の保育士像

④子供関連のニュースで気になること

⑤絵本の読み聞かせで注意すること

 

地方出身の社会人が東京で保育士に応募する際の注意点

ここまで保育士の面接対策と、準備しておくべき回答について様々なケースを見てきましたが、上京して保育士を目指す方にはまだまだ注意するべきことがあります。

情報収集したら分かることは、逆質問をしない

面接では必ず逆質問の場があります。
その時に、園のホームページや募集要項に記載されていることを質問すると「何も調べずにやって来たのだな」というマイナスのイメージを持たれることもあります。

新卒と社会人で求められる資質として違う部分は、指示が無くても自発的に動くことができる部分です。
そのため、事前に園の情報などは知っているという大前提のもと面接官も面接を行います。

どうしても、掲載されている情報等で分からないことがあれば、しっかりと企業研究をしたという前置きの上、質問しているということを伝えることや、面接官の個人的な思いに関する質問をすることがおすすめです。

 

ピアノ、作文等社会人でも保育士には面接以外の試験がある

社会人から保育士になる人にも、ピアノの実技試験や、作文の試験が用意されていることがあります。
ピアノの実技試験では、園によって課題曲を事前に指示される場合と、自由曲を弾く場合に分かれます。
自由曲については、童謡を選曲することがおすすめです。

作文の試験では、テーマが与えられることが多いので、テーマに対して構成を考えて、分かりやすい言葉で、筋の通った文章を書きましょう。

 

保育士をめざす社会人の最初の関門、保育士試験

これまで保育園での採用試験についてご説明しましたが、資格を持っていない社会人が保育士へ転職するためには、保育士試験に合格して、保育士資格を取ることが第一歩となります。

社会人が保育士試験を受験する際のポイント

保育士試験は、筆記試験と実技試験があります。
実務未経験の社会人の場合、自力で保育士試験のための勉強をする必要がありますが、何から手を付けるべきか、効果的な勉強方法を確立させるには時間がかかり過ぎることがあります。
その部分を解決するためには、資格スクールを活用することがおすすめです。

社会人の保育士志望者は、スクールで実技対策もぬかりなく

保育士試験対策の講座には、自宅でできる通信講座と、スクールでの講座の2パターンがあります。

楽器の演奏と歌、絵画表現などの試験対策には、講師より講評があるスクールの方が秀でています。
特に実務未経験の社会人の場合、実技試験のイメージを掴むためにもスクールに通っておくことをおすすめします。

 

時間を有効的に使って保育士資格を取得しよう

東京には、社会人が保育士となって成長できる環境が整っています。
憧れの保育士になって働くためにも、まずはスクールに通ってしっかりと試験対策を行い、資格取得を目指しましょう。

資格を取得したら、実務未経験でも応募ができる保育園を探し応募しましょう。
応募先の保育園の教育方針や運営方針をしっかりと理解して、自分が保育士としてやりたいことを固めておくことで、より働きやすい保育園を探しましょう。

これまでの社会経験を生かした面接対策ができていれば、採用の確率がよりアップするはずです。

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