東京や首都圏の企業で転職活動を進めている皆さん。
転職活動を長期化させたくないけれど、いつ区切りをつけるべき?
と心配して、このページをお読みくださっていることでしょう。
転職活動が順調に進み、選考が終盤まで進んでいる方はもちろん、「何月までに内定を取る」など、入社時期の目標を決めて計画的に就活しようとしている方もいるでしょう。
または、そもそも面接が1回で終わるなど、選考スピードの速い業界を受けようとしている方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、無料上京相談を実施している当サイト「みさぽ」が、上京を見越した内定受諾へのスムーズな流れ、就活の「うまい終わり方」について解説します。
目次
就活はズルズル長期化させないで終えるべき
東京に出て環境を変えたいとか、今よりやりがいのある仕事をしたい、年収を上げたいなど、目的を持って始める転職活動ですが、時間が経つにつれていつの間にか方針がずれていくケースも多いものです。
就活の目標を決める場合は、いつまでに就活を終えるか、また入社したいのか、という終了時期を明確に定めることが非常に重要です。
複数の選考が同時進行している場合、どこに決めるべきか、お話の進んでいる会社に入るべきかなど、迷う場面も多いですが、時には妥協も視野に入れて就活の長期化を防ぐことがポイントになってきます。
第一志望の会社に内定をもらったら就活をすぐ終える
転職活動においては、複数の会社を同時進行で受けていくのが普通です。
本命の会社が1社であっても、業界研究や選考に慣れるために複数の会社を並行して受けておいた方がいいのです。
しかし、本命の会社から内定をもらった時点で、比較対象だった会社は受ける意味がなくなります。
実際、内定から入社までの間に配属予定先との面談があったり、手続きの為に来社したりと、内定先との会社のやり取りで忙しくなります。
就活を終える場合、第一志望に決まった、という理由で途中での選考を辞退するのは失礼にはあたりませんので、直ちに就活を終えて入社に備えましょう。
迷っている会社は両方の選考を終えるまで就活を
行きたい会社が明確に決まっている場合は迷わず就活できるものですが、多くの場合行きたい業種や職種くらいは決まっていても、企業は絞れていない、という状態で転職活動しているのが普通です。
この場合、就活が進むにつれて行けそうな会社や興味を持つ会社が徐々に見えてくるものです。
逆にいうと、ある1社で最終面接まで進んだとしても、他にもう1社選考が進んでいたとすれば、どちらに入社するか決断が難しい場合があるのです。
こういったケースでは、入社を迷っていることや、他社の選考も辞退せずに受け続けたいと自分で企業に直接伝えるのはためらわれる場合が多いはずです。
そこで、転職エージェントの出番です。
並行して他社を受けていることが不利にならないように他社の面接を終える、また結果が届くまで内定受諾のタイミングを遅らせるなど、自分ひとりだけでは切り出しにくい話題であっても上手く調整してもらえます。
記念受験は早めに終えると就活に専念しやすくなる
転職活動するなら、内定をとれるかどうかはともかくとして、せっかくの機会として憧れの企業を「記念受験」しておきたいという方は多いものです。
しかし大手企業の場合、既卒・第二新卒などが対象の未経験者求人などは、一度の募集で応募者が千人に達するケースも珍しくありません。
このような企業を本命に定めて、募集が出るために受け続けていくと、就活が長期化してしまいます。
書類選考に通るかどうかには、実力だけでなく、業界動向や社会情勢、時流、言ってしまえば運の強さも影響してしまうことは避けられません。
本当に、本気で大手を狙っているという人であれば、1年以上を転職活動に費やしているケースも多いものです。
そこで、本気で大手を志望する方は、今の仕事に不満があったとしてもやめないままで転職活動を行って経済的余裕を確保する、もし離職して就活に専念しているなら、大手の就活は早めに終え、同じようなやりがいを得られる中堅ベンチャー企業などに舵を切って、マッチングできる企業の内定を受諾するなど、経済状況に合わせた戦略的な立ち回りも必要になってきます。
転職エージェントを利用すると、就活の段階に応じて、狙っていく会社の方針を示してもらえるので安心です。
志望度が低い企業の内定を受諾して就活を終える場合は
転職エージェント経由で就活する場合、これまで知らなかった企業を勧められてとんとん拍子に面接が進み、内定がとれるといったケースがままあります。
できるだけ早く上京したい、4月の年度が切り替わるタイミングで転職したいなど、時期を重視している場合は、そうした内定を受諾してしまうことも、ある種現実的な選択といえます。
入社後にどんな仕事をするのか、上司はどんな人になるのかなどに疑問がある場合は、内定受諾前にもう一度面談をしてもらえることもあります。
必要があれば転職エージェントに相談してみてください。
ただし、エージェントもノルマを持って業務しています。
エージェントに委託する企業はそれだけの余裕があるということでもあり、経営がひっ迫しているわけではないとはいえますが、やはり公開求人で人が集まりにくいような知名度の低い企業を熱心に勧めることにそうした事情が絡むことは否定できません。
上場していない企業だと、外から調べて事業内容や業績を把握することも難しいものなので、やはり応募先の企業から資料をもらったり、面談を設定してもらうなど、会社説明を充分に受けてから内定を受諾し、就活を終えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーが答える就活の終え方Q&A
ここでは、就職・転職活動中の方が就活を終えるタイミングや終え方について、どのような相談をしていたのかご紹介します。
当サイト「みさぽ」のアドバイザーが回答していますので、参考にしてください。
就活を終えるまでに何社くらい並行して受けるべき?
就活を終えるまで何社くらい並行して受けたらいいのかについては、マイナビ転職が2017年に調査した会員の平均応募社数を見ると、以下のようになっています。
- 20~25歳・・・6.3社
- 26~30歳・・・7.1社
- 31~35歳・・・8.2社
- 36~40歳・・・8.7社
- 41~45歳・・・10.1社
マイナビエージェントのような人材紹介では、求職者一人当たりに紹介される求人数も多く、応募社数が20社を超えることもあるそうです。
並行して応募するのは当たり前となっていますので、どのエージェントでも内定受諾のタイミング調整には慣れているといえます。
面接で他社の応募状況は話してもいい?
実は、面接の頻出質問には他社の応募状況も含まれています。
現在何社受けているのか、それは同業なのか別の業界なのか、他に書類選考を通過して面接予定の会社があるか、などがよく聞かれます。
企業の採用担当者は、応募している業種や職種に一貫性があるかをチェックしたり、他社の書類選考に通っているということから「転職市場で一定の評価を得ている」と確認したりしています。
但し、応募している他社の企業名や選考段階、提示されているポジションなどを何も考えずにしゃべってしまうと、情報漏洩にあたることもありえます。注意しましょう。
今の会社に残ることにして就活を終えてもいい?
転職活動をしてみると、転職でむしろ年収が下がることが分かるケースもあります。
特に地方在住の方で、東京の企業に内定し、額面上での給料が少し上がっても、生活費の増分で結果的に収入減が明らかになる、というケースも多いものです。
また今の会社で習熟している仕事について一定の評価はされているけれど、他社にそのポジションがなく、応募できる会社や書類通過できる会社が非常に限られる、といった方もいらっしゃいます。
実際転職エージェントでも、面談に際して「今の会社を辞めない方がいい」とか、「地元で頑張った方がいい」とお勧めすることもあるのです。
就活をはじめて、もしこのような状況になった場合は、きりのいいところで終える相談をしてもいいですし、転職に成功しそうかどうかを客観的に評価してもらうのも良いでしょう。
まとめ 集中して並行応募し、目標時期が来たら内定を受諾しよう
企業に自力で応募する場合でも10社近く、転職エージェント経由ならそれ以上の数を並行して受けていく、というのが転職活動者の現状です。
志望度の高い会社からオファーをもらっても、同時に他社の選考が進んでいる、という状況は当然起こりえます。
その中から1社を受諾して他社を辞退するのには迷いがつきものです。
第一志望群の会社で悔いなく選考を終えて、納得した入社企業選びができるよう、転職エージェントを利用して計画的に就活を進めていきましょう。
それでも本当にこの会社に決めていいのか不安、セカンドオピニオンが欲しいという方は、当サイト「みさぽ」の上京支援サービスを是非ご利用ください。