一般事務などは経験があるけれど、プラスαの知識やスキルを活かしたいと思って転職活動中の皆さん。
秘書の仕事に興味があり、専門性の高い社長・役員秘書にはどうすればなれるのか気になっていませんか?
秘書には「秘書検定」などの資格もあり、外資系企業などに転職するなら語学力も活かすことができます。
一方で、秘書が多く採用されている会社は大手、急成長中の会社や安定企業などであるため、未経験からの研修・育成制度が充実している傾向があります。働きながら秘書検定取得を目指せる会社もあるのです。
今回は、そんな社長・部長秘書に転職した人の体験談をご紹介します。
目次
転職してよかった!上京転職体験談【成功例】まとめ
年齢や経験を問わず、秘書への転職の希望をかなえている方々がいます。
東京の企業を選んだ理由としてよく挙げられているのが、教育制度がしっかりしていることや、グローバル企業で働けるということです。
ここでは、そんな転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。
損害保険会社の正社員から東京で未経験でも秘書に転職
Aさんは地方の大学卒業後、損害保険会社に入社して約3年半損害サービスの査定業務に従事していました。
主に事故の内容確認から査定を行い、保険金の支払まで担当していました。
仕事の関係で企業の秘書の方とやりとりをしたことがよくありました。
仕事の調整方法など勉強になることが多かったのが、秘書の仕事に興味を持ったきっかけです。
その頃、収入を増やしたいと考えていたので、30歳の区切りで転職を目指しました。
転職には転職エージェントを使い、午前午後に面接を入れるなど少ない有給休暇のチャンスを効率的に使って活動しました。
重視した条件は未経験だったので、研修・育成制度が充実していることでした。
未経験で不安だらけでしたが、車の中古車販売をしている東京の会社に、社長秘書として転職できました。
年収も大幅にアップしています。
それに、会社の雰囲気がよく、仕事がとてもやりやすいと思います。
残業も少ないので、秘書検定の準1級まで取得するために勉強しています。
東京の転職エージェントを利用して良かったと思いました。
特に、業界の情報も多く面接対策も充実しており、未経験者でも安心して面接に臨めました。
アパレル販売員から東京の製造業の役員秘書に未経験で転職
Bさんは地方の服飾系専門学校を出た後、アパレル販売員として6年間勤務していました。
社内では昇進が比較的早く、入社4年目には店員20人が所属する店舗の責任者になりました。
しかし、やり甲斐を超えた売上ノルマの重圧がありました。
プライベートがほとんど無くなり、休日返上で出勤する毎日に疲れてしまいました。
気持ちも続かないので、転職して全く新しいことを始めたいと思いました。
東京の転職エージェントを活用して転職活動しました。
重視した条件は、オフィスワークだけれどもくもくと事務をするのではなく、人と接することが多い仕事内容であることです。
店長時代のスケジュール管理など活かせると思い、秘書になりたいと思っていました。
無事に東京の製造業の役員秘書に転職できました。
転職エージェントの面接のアドバイスが適切で、未経験でも店長時代に培った強みと、未経験でもやる気を伝えることができたのが良かったです。
海外への展開も視野に入れている会社を希望したのも、転職エージェントのアドバイスがあったからです。
今は、仕事のスピードが速くてやり甲斐があります。
ビジネスマナーや英会話習得のための自己啓発も認めていただき、実践と学びを同時にできて充実しています。
アメリカ留学を経験し商社で活躍後、未経験で役員秘書に転職
Cさんはアメリカ留学を経て東京の4年制大学を卒業後、地方の商社に入社しました。
5年間、バイヤーとして日本のみならず海外と仕入交渉をしてきました。
あちこちを飛び回ってやりがいがあり、年収はおよそ400万円でした。
転職したいと思ったのは、出張が多いため、結婚や出産後の働き方に不安を覚えたからです。
小さい会社のため産休・育休制度に柔軟性がなく、実際に活用している女性がいなかったこともあり、30歳の節目を考えて転職することにしました。
仕事の幅も広げたくて東京で転職しようと考え、東京のエージェントを活用しました。
重視した条件は、女性が働きやすい制度が充実していて、グローバル企業であり、女性が活躍していることでした。
その結果、グローバル展開している企業の役員秘書として転職できました。
経営者と身近にふれる毎日には張り合いがあります。
未経験でも研修・育成制度が充実していたことや、複数人で役員をサポートする体制があり、働き方にも柔軟性があったのが会社選びの決め手でした。
転職エージェントのアドバイスのおかげです。
今は、働きながら秘書検定取得を目指しています。
自分の時間を趣味や自己啓発に使えて充実しています。
転職するんじゃなかった!上京転職【失敗例】まとめ
秘書は専門職であり、雑誌などで華やかな面がクローズアップされるので、あこがれだけで転職を目指してしまうことが多いのも事実です。
自分が秘書に合っているのか、どんな会社、どんなポジションの人の秘書を務めるべきか見極めないまま転職してしまうと、思わぬミスマッチを引き起こしてしまうこともあります。
ここでは、お2人の体験談を通して、なぜ失敗したのか、その教訓を挙げていきます。
地方の製造業の事務職から東京の秘書に未経験で転職したが、経営状態が悪化
Dさんは地方の製造業で総務の仕事に4年間従事していました。
専門性の高い秘書の仕事に興味があり、東京の製造業の役員秘書として転職しました。
しかし、派閥争いもあり、ストレスも多く将来が不安になってきました。
反省点は、経営状態をしっかり確認せずに転職したことだそうです。
会社の業績が下がってきていたこともあり、役員のストレスも高い状態でした。
派閥もできており前任の秘書の人達も多くが退職した状態だと入社後にわかりました。
秘書を募集する会社の業績は悪くないと思っていたので、確認を怠りました。
ひとりで転職情報を探して何社か面接していたので、内定を頂けただけでうれしくなったためだと思います。
企業分析を抜け漏れなく行うために、第三者に相談した方が良かったと思いました。
地方から東京に転職する際には、会社の状況を肌で感じることができないため、ひとりで確認するには限界があると振り返っています。
化粧品販売員から未経験の秘書にあこがれ、東京の派遣会社に転職したが、ストレスが多いことに悩む
Eさんは地方の専門学校を卒業後、化粧品販売員として5年間働きました。
店長を2年経験した後、秘書の仕事にあこがれ、上京して未経験ながら秘書派遣会社に転職して今は大手不動産会社の社長秘書として働いています。
ところが精神的ストレスが多くて苦労しています。
仕事のほとんどがお茶汲み、社長室の掃除、社長の私用に関する事やその他雑用で、秘書としてイメージしていた仕事と違いすぎるのです。
秘書の仕事の実情を知らずに転職したことを後悔しました。
また、もう少し転職先の社長との相性を確認してから転職すればよかったと思いました。
現在の職場では管理職に高圧的な人が多く、社長との相性も良くないと感じているそうです。
現役秘書の口コミをネットで読むようなことはありましたが、転職ノウハウや業界情報が豊富な専門家に相談した方がいいと思いました。
特に未経験で転職するには専門的なアドバイスが必要だと反省していらっしゃいます。
その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人
ここまでの内容をまとめて、転職に失敗している秘書と成功している秘書の特徴を比較してみましょう。
秘書への転職に失敗している人に共通していること
とにかく早く転職したい、採用してくれる会社があれば良いという意識で動き始め、仕事内容が自分に合うか、企業研究や求人の吟味をしないまま応募を続けている傾向があります。
数多く応募を続けると、内定はいただけるかもしれません。
しかし、秘書の仕事には向き不向きも多いものです。
人が相手の職種なので、面接では聞けない社風や会社の実情なども知った上で入社すべきでした。
秘書への転職に成功している人に共通していること
転職エージェントのような専門家のアドバイスを受け、転職時に確認したいポイントや企業情報を確認してから秘書に転職できていました。
秘書への転職に成功するためには、例えば「未経験の秘書に転職するには、転職ノウハウがあるエージェントを活用し仕事の特徴をイメージする」といったことが秘訣と言えるかもしれません。
転職エージェントを活用して秘書の仕事の内容を理解し、転職条件を確立して転職活動をすること。
最後に、秘書をめざす方が上京して失敗せずに転職するためのアドバイスをお伝えします。
秘書の仕事は企業によって千差万別。気持ちの面でも納得して働けるかどうか、マッチングを重視することが大切。
そのためには、自分に合った企業を第三者がマッチングして紹介してくれる、転職エージェントを利用するのも効果的です。
秘書への転職に転職エージェントをお勧めする理由
秘書への転職に転職エージェントをお勧めする理由は3つあります。
- 大手企業、派遣会社、非公開求人も多くバラエティに富んだ求人がそろっているため。
- 業界出身の転職のプロが1対1で転職をサポートし、転職の可能性を高めてくれるから。
- 経験やスキルを整理して企業に合わせた面接サポートを受けることができること。
初めての転職活動で、どんなエージェントを利用すればいいか迷っている方は、当サイト「みさぽ」にお気軽にご相談ください。