地方から東京の企業に応募しようとして、東京の採用事情が分からなくて困ったことはありませんか?
今採用が活発なのはどんな製品・サービスか、採用のスピードはどうか、面接でどんな話題が出てきそうかなど、地方にいるとなかなか情報が入手しづらいものです。
特にIT業界志望の人にとっては、変化の速さについて行くことは大きな課題です。
そんな上京就活にどうやって立ち向かったのか、当サイト「みさぽ」を通じて転職活動した方がお話しします。
今回ご紹介するのは、転職サイト「マイナビ」が主催するwebセミナーに参加した方へのインタビューです。転職活動の参考にしてみてください!
転職先を見つける方法として、転職サイトや転職エージェント(人材紹介)があります。
利用するには登録が必要ですが、どちらも登録は無料です。
当サイト「みさぽ」では、複数のサービスに登録して使い分けることをお勧めしています。
さらに、あまり知られていないかもしれませんが、転職サイトや転職エージェントには求人検索以外にも、転職活動に役立つさまざまなイベントやサポートがあります。
「転職サイトや転職エージェントってそもそも何?」という方は、以下の解説を読んでみてください。
目次
上京したいけれど地元企業とのギャップが心配
Profile:
北陸地方で在住の28歳女性。実家暮らしで、2人の妹、両親との同居。一人暮らし経験は無し。
転職活動において困っていたのはどんなことですか?
IT業界に興味があり、大手にこだわらずベンチャー企業なども視野に入れて就活していきたいと思っていました。
でも、これまでは地元の企業で働いており、果たして自分が東京のIT企業の採用基準を満たしているのか不安でした。
周囲にも東京のIT業界に詳しい人はおらず、情報収集に行き詰まっていたところに現役人事からの話が聞けるということで興味を持ちました。
webでは普段、転職についてどんな情報収集をしていましたか?
つい最近、転職サイトに登録して情報収集を始めたところです。
適性診断から向いている仕事を探したり、社員インタビューから企業を探したりできるので、就活の方向性が漠然としていても活用できています。
転職初心者にはキャリアパートナーが企業と連絡を取ってくれるシステムもあるそうで、そちらにも登録してみようかと思っています。
webセミナーを受ける前に持っていた印象はどうでしたか?
これまで異業種交流会のようなカジュアルなものも含め、企業の方との交流会には参加したことがありませんでした。
まずはセミナーに参加することで一歩踏み出し、雰囲気をつかんでみようと思いました。
東京に出向くのは大変ですが、オンラインなので自宅から参加できるというのも都合が良かったです。
これまでの就活方法と、どのように比較されたのか教えてください。
地元で開催される面接会やガイダンスには、一応参加したことがあります。
ただし、移住やUターン就職をテーマにしたものが多く、自分が参加したいテーマのイベントはなかなかないのが現状でした。
このギャップを何とかしたいというのが一番の希望でした。
スキルアップのための転職について教えてもらえた
webセミナーのテーマはどのようなものでしたか?
ベンチャー転職の実態について、現役人事・キャリアアドバイザーが解説するというテーマでした。
講師はどんな方でしたか?
講師は2名登壇されました。
現役で人事業務に従事する女性お2人でした。
これまで3000人以上のキャリアドバイスを行ってきた、大手人材会社でも勤務経験のある方々だそうです。
お1人は、一般ユーザーがweb上で投げ銭を得られるサービスを立ち上げた方で、もう1人の方は、フィットネスアプリを運営する会社の代表でした。
webセミナーのプログラム内容はどんなものでしたか?
スキルアップを目的とした転職について、双方向的に解説していただくことからスタートしました。
参加者からはスキルアップのために転職することのメリット、デメリットについて質問が飛び交っていました。
それに応え、講師からは、うまくベンチャー企業の中で成長していくための転職方法について解説がありました。
どのような解説を覚えていらっしゃいますか?
ベンチャー企業の「裁量権」という概念を初めて聞いたことが印象に残っています。
資金力に自信のない企業についてはマンパワーがウェイトを占めるので、仕事の規模感について気になる人は企業体力などをチェックしておくことを勧められました。
ベンチャー企業が求める人材についても勉強になりました。
意思決定力があり行動力がある人、ということを具体的に解説してもらえました。
目標に向けて、誰の指示がなくても仕事ができる人でないと、身動きが取りにくいといった結論だったと思います。
現役人事ならではの仕事のマインドに触れられた
講師から聞いて面白かったエピソードは?
講師自身の仕事のやり方についての話が印象に残りました。
ベンチャー企業では、評価体制のところで経営層との距離感も近いので結果も重要であるが、プロセスや事業自体のインパクトも重要視されるといった話が新鮮でした。
一緒に考えるようなプログラムはありましたか?
転職とスキルアップについて、参加者からも意見を集めながら一緒に考える時間がありました。
スキルアップのために転職するということを主目的とすると、特に若手人材は大変な思いをしてしまうというような話の流れでした。
経験が無い中でも当たり前に「できる」ことを求められるので、心が折れてしまう人も出てくる、といった注意喚起もあったので、そこまで率直に話してくださったことに驚きました。
他の参加者の反応はいかがでしたか?
業界・職種ともに未経験の場合の転職について質問が出ていました。
未経験でも事前に学べるものについては、面接でも知識を吸収していることをアピールする必要があると解説されていました。
未経験でも独学で知識を付けておくべきだと痛感
今回のセミナーを受けて、一番印象に残ったことは?
情報収集ができなければ、自分で仕事をつかむことができないと痛感しました。
仕事を与えられるまで待つのではなく、自分でどこまでやれるのかというチャレンジ精神が、企業では評価されると知ることができました。
そして、このようなwebセミナーや、web面談で話を聞いていく意欲があれば、上京転職への道が開けると思うこともできました。
セミナーを振り返って教訓などはありますか?
「未経験可」という求人はたくさんありますが、未経験についての捉え方が甘かったと分かったことが教訓です。
未経験とは何も知識を持たないことではなく、個人学習などで知識を身に付けておかなければ、企業の人事には相手にされないのだと痛感しました。
スキルアップのための転職に本気で取り組みたい
web就活を成功させるためのアドバイスをお願いします。
東京のIT企業、ベンチャー企業に転職したい人はスキルアップ志向が強いことが分かりました。
転職したら勉強できるのではなく、勉強しないと転職できないと意識を転換することができました。
IT業界をはじめベンチャー企業で働こうと思うのであれば、自分のスキルや経験をしっかりと見つめなおして自己分析することや、最新のツールにも抵抗を持たないようにするべきだと思います。
そのコツを詳しく教えてください。
- ベンチャー企業の仕事に向けて、自身でできるスキルアップを行う。
- 会社規模、経営方針を自身が進みたい方向とすり合わせる。
- 決まり切ったテンプレートを用意せず、自身の過去と未来を言語化しておく。
皆さんも、遠方の転職フェアに行けなくても、自宅からwebセミナーに参加して、転職活動のきっかけをつかんでください!
今回ご紹介したのは転職サイト主催のイベントでしたが、転職エージェントに個別に面談をしてもらうという方法も効果的です。
当サイト「みさぽ」でも個別相談を実施しております。
求人に応募するのはまだ先だけれど、どんな計画で転職準備を行っていけばいいか、あるいは転職に向けたスキルアップや東京への引っ越し準備など、「仕事、学び、住まい」のお悩みにトータルでお答えしています。ぜひお気軽にご相談ください。