既卒や第二新卒で上京してタクシー運転手になりたいと思っている方や、地方から転職してタクシー運転手になりたいと思っている皆さん。

実際に東京でタクシー運転手に転職した人の体験を知りたい

と思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。

タクシー運転手とひとことに言っても、企業の特徴、仕事の中身、働き方のスタイルはさまざまです。

上京することで、希望通りの就職が決まればいいのですが、思っていた仕事と違うとか、東京で生活に困ってしまった、といった失敗は避けたいものです。

そこでこの記事では、実際に転職したタクシー運転手の体験談を成功例も失敗例もご紹介します。さらに、タクシー運転手のための失敗しない転職方法も、合わせて解説します。

転職してよかった！上京転職体験談【成功例】まとめ

東京でタクシー運転手に転職することで、給料や待遇に満足している人や、キャリアアップがかなった人はたくさんいます。
ここでは、転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。

趣味の時間を作りたくてタクシー運転手に転職

Aさんは、地方都市で飲食業の経営者でした。

お店の実務は店長に任せながら、材料の仕入れや宣伝などの企画を担当し、50万円程度の月収がありました。

しかし、経営者という立場では事業運営のための会議や、部下の悩みを聞くこと、経営者同士の付き合いなどに時間を取られてしまい、趣味であるクロスカントリーに割ける時間がほとんどありませんでした。

これまで頑張って経営者として走り続けて来たものの、Aさんは安定的にプライベートな時間を確保できる仕事に憧れを持ち始めるようになりました。

Aさんは知人に相談したところ、新聞に掲載されている求人から仕事を探してみてはとアドバイスをもらいました。

Aさんが転職で叶えたいことは、プライベートの時間を確保することだったので、1日働いて、1日休むことができる職場を探すことになりました。
最後まで諦めずに自分の希望に合った仕事を探した結果、Aさんはタクシー運転手が良いと思い転職しました。

隔日勤務のおかげで、趣味であるクロスカントリーの練習に存分に力を注ぐことができ理想の職場に出会えたとAさんはとても喜ばれています。
同僚とも積極的にコミュニケーションを取って、どんな場所でタクシーを流せばお客様に利用してもらいやすいかなど、事業戦略を立てて精力的に働かれています。

 

地元の子育ても一段落し上京してタクシー運転手に転職

地方の製造業を営む会社で事務職をしていたBさんは、時代の変化と共にパソコンでの作業が必須となってきたことで効率的に仕事が進めることが難しくなり、今後の昇給に不安を持っていました。

土日がカレンダー通りに休めることは良かったのですが、給与は手取りで15万円と、Bさんにとっては余裕のない金額でした。

そんな折、子供が東京の学校に進学することになり、一人暮らしも心配だったためこれを機会に転職して上京し子供と暮らすことにしました。

子供に転職活動を助けてもらいながら、ネットで女性タクシー運転手の採用を積極的に行っている会社を探しました。

Bさんは、ワークライフバランスを重視していたのでその部分を念頭に置いて転職活動を行いました。
上京するBさんにとって、東京の道や駅を覚えることや、交通量の多い中運転することに不安はありましたが、面接官から同世代の子育てが終わった女性が多く活躍していることを聞きました。

これなら私にもできるかもと思ったBさんは、このタクシー会社に再就職することとなりました。同世代の話の合う同僚も多く、上京したてのBさんを温かく歓迎してくれました。

女性ドライバーならではの気配りも功を奏して、今ではBさんを指名されるお客様も増えて収入も増えています。

 

職種をいくつか経験し、最後はタクシー運転手に転職

地方の製造工場で、製造ラインの仕事をされていたCさんは、毎日朝から晩までのルーティン作業に嫌気がさしていました。
前職で培った経験を生かして業務の効率化などを提案しても状況は変わらず、製造ラインの仕事に対してやる気を失っていきました。

40代に差し掛かったCさんでしたが、給与は手取りで25万円ほどしかなく生活面でも苦労がありました。

さらに、工場内では仕事上の付き合いが多く、週末には会社のイベントに参加する必要もありCさんはプライベートの時間を満足に取ることができませんでした。

Cさんは、どうしてもそういった会社のしがらみや煩わしい人間関係になじめず、自分のペースで仕事ができるタクシー運転手に転職しようと決意しました。

Cさん自身で様々なタクシー運転手の求人を探していたところ、タクシー運転手専門の人材紹介会社を発見しました。

Cさんは、転職を機会に上京も考えていたので、タクシー運転手専門の人材紹介会社に東京の転職事情などを聞きながら、自身の希望する条件がかなうタクシー会社へ応募しました。
タクシー運転手専門の人材紹介会社と二人三脚で転職活動した結果見事内定を貰い、タクシー運転手の傍ら、ネット販売の副業もされています。

Cさんのこれまでの仕事は、人と接する機会が少ない仕事でしたが、今ではお客様からの「ありがとう」の言葉がとても励みになっているとのことです。

転職するんじゃなかった！上京転職【失敗例】まとめ

東京での転職活動は、地方よりも有利な面はあるものの、安易に行動を起こすと失敗してしまう危険性もあります。

ここでは、お2人の体験談を通して、なぜ失敗したのか、その教訓を挙げていきます。

都会での生活にあこがれタクシー運転手に転職

地方の小さな会社で役員として働かれていたDさんは、55歳になったある日、会社の業績に左右される給与に満足することができず、自分が働いた分だけ稼ぐことができるタクシー運転手に憧れて転職を決意しました。

しかし、たとえ小さな会社でも、役員に就かれていた時の考え方が抜けず、お客様を見下すような言動が多くみられました。
時にはその傲慢にも見える態度がお客様のクレームを招くことになりました。

上司や先輩から指導はされるものの、そのあとDさん自身がどのように変わっていけば良いのか相談できる環境が社内にはありませんでした。

何となくタクシー会社に転職したDさんですが、職場環境次第で働きやすさも千差万別であることを知る前に転職してしまったことが悔やまれます。

また、タクシー運転手という仕事の、「稼ぐことができるという」部分だけしか見ていなかったDさんは、この仕事についてもっと理解を深め、やりがいをもって取り組む必要がありました。

 

有名人と知り合いになれると思い、タクシー運転手に転職

地方で、50歳まで教員として活躍されていたEさんは、保護者からのクレームや要求に対応することに疲れてしまい、人生をリセットしたいと思い教員を辞めることにしました。

そして心機一転上京し、就職しやすいタクシー運転手の求人に応募して採用されました。

東京という華やかな土地で、時には有名人をタクシーに乗せて同僚や友人に自慢しようと思っていましたが、そのような機会には恵まれず、深夜に泥酔したお客様を乗せるなど対応に苦慮することばかりでした。

さらには、終電が出た後に、神奈川や千葉、埼玉方面と長距離で走ることも頻繁であったことに加えて、不規則な勤務体系に心身共に不調が出てくるようになってきました。

Eさんが、今回転職を失敗した原因としてあこがれと現実のギャップが大きすぎたことが考えられます。
就職前に、タクシー運転手の仕事の辛い部分も知っておくことで、イメージとの乖離を防ぐことができて悩むことも少なかったのではないでしょうか。

その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人

ここまでの内容をまとめて、転職に失敗しているタクシー運転手と成功しているタクシー運転手の特徴を比較してみましょう。

タクシー運転手の上京転職に失敗している人に共通していること

タクシー運転手の仕事や、採用された会社のことについて情報収集が満足にできていなかったことが、働き始めた後の不満やトラブルの原因だと考えられます。

タクシー運転手の上京転職に成功している人に共通していること

タクシー運転手の仕事内容について、情報収集を行い「良い部分」「辛い部分」があることを承知したうえで入社してくるので自分に合ったタクシー会社で働くことができているようです。

タクシー運転手が転職に成功するためには、例えば「転職エージェントを活用して、業務内容について細かく確認の上、自身の希望を叶えられるタクシー会社に就職する」といったことが秘訣と言えるかもしれません。

転職エージェントと業務内容をしっかりと確認し、自分にあった会社を選ぶこと

最後に、タクシー運転手をめざす方が上京して失敗せずに転職するためのアドバイスをお伝えします。

転職エージェントと業務内容をしっかり確認し、自分にあった会社を選ぶ

という方法をお勧めします。

タクシー運転手の転職に転職エージェントをお勧めする理由

タクシー運転手の転職に転職エージェントの活用をお勧めする理由は3つあります。

1. 多くの会社情報を知っているので、自分にあった会社を紹介してもらえる。
2. 様々な転職者の体験談を知っているので、悩みや不安が解消される。
3. 面接のコツや、働く条件も交渉してもらえるので頼りになり、安心感がある。

以上のことから、転職エージェントを積極的に利用して、有利な就活を進めてください!