学生のころから培ってきた英語をはじめとした語学スキルを活かして働きたいと思っている方や、地方から転職して東京や海外でも活躍したいと意気込んでいるみなさん。
実際に東京で語学力を活かして転職した人の体験を知りたい
と思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。
語学スキルとひとことに言っても、就職先企業の特徴、仕事の中身、商材、職場環境によってどれくらい必要なのかまったく違います。
もしかしたら、あなたが働く企業の対海外窓口になることや、業務マニュアルを英語で作成することなど重要なポストに就任することもあるかもしれません。
上京することで、希望通りの就職が決まればいいのですが、思っていた仕事と違うとか、東京で生活に困ってしまった、といった失敗は避けたいものです。
そこでこの記事では、実際に語学スキルを活かして転職した人の体験談を成功例も失敗例もご紹介します。
さらに、英語をはじめとした語学スキルを最大限活かすことができる転職の秘訣もお伝えします。
目次
転職してよかった!上京転職体験談【成功例】まとめ
語学スキルを磨いたことで、東京での転職の際に、給料や待遇に満足している人や、スキルアップがかなった人はたくさんいます。
ここでは、転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。
営業職から英会話講師への転職
地方のメーカーで営業として働いていたAさんは、会社の事業拡大計画のため海外営業のチームへ配属されることになりました。
主に中国やフィリピンなどアジアが主戦場となっており諸手当を含めて500万円以上の年収がありました。
海外出張中は、現地の商習慣に戸惑うことや不規則な時間での勤務、日本との時差を考えた報告業務やオンラインの打ち合わせなど体力的な負担が大きいのが悩みでした。
同じ会社で東京出身の彼氏との結婚話もあったのですが、海外を飛び回っている状況では両親への紹介もできないような状況でした。
なんとか時間を作って彼女の両親にあいさつに行ったところ、彼氏は長男なので実家の近くに住むことを結婚の条件とされました。
海外を行ったり来たりの生活に体力的な限界を感じていたAさんは結婚を機に上京することになりました。
前職で取得した海外経験と語学スキルを活かした仕事に就きたいと思い転職活動を開始しました。
若干の貯蓄と彼氏の実家からの援助もあったためじっくり就職活動ができるようになったAさんは、英語講師になることを決意してスクールとeラーニングを使いながらCELTAという英語講師のための資格を取得しました。
また、前職時代の人脈も使うことができたため企業研修向けの英会話講師の職に就くことができました。
出産後も働いている人も多く、自分の裁量で労働時間を選ぶことができるのが大きなメリットでした。
外国人講師とのミーティングでも、スムーズなコミュニケーションを取ることができ、以前と同じくらいの収入を得ることができています。
通関士の知識を持って商社に転職
通関士として働いていたBさんは、30代で600万円の年収があり仕事は充実していましたが、管理職となり事業運営や部下の管理がメインの業務となってしまい得意だった英語を使う仕事から離れてしまいました。
そのため、他社に活躍の場を移そうと考えたのです。
コンスタントに語学スキルを活かした仕事に就き海外営業をしたいと思っていたので、そのためには語学スキルだけでなく経営知識などを学ぶ事ができるようにスクールに通い始めました。
転職活動のためにスクールでスキルを取得しながら、Bさんの転職の条件なども整理することになりました。
重視したのは、貿易やMBAの知識とコミュニケーション能力を生かせる仕事に就くことでした。
その結果、海外営業部がある都内の商社に採用されることになりました。
自分のやっていきたいことを全力で応援してくれる会社に出会うことができたので、その期待に応えようと日々Bさんは世界を駆け巡っているそうです。
百貨店のバイヤーからCAの異色のキャリアパス
地方都市のデパートでバイヤーをしていたCさんは、その地方の特産品をはじめ、日本全国の特産品を外国人に紹介するために全国津々浦々を駆け巡る生活をしていました。
時には海外まで出かけて、日本人向けに海外の食文化などを紹介する物産展など先頭に立って動いていました。
そんな時、航空機の中でCAのサービスと堪能な語学スキルに魅了されました。
実はCさんは学生時代にCAになるために、エアラインスクールにも通って就職活動に打ち込んでいたのですがどこの航空会社からも採用されることはなくバイヤーの仕事に就いたのです。
その後の海外出張の航空機の中でもCAの姿を目で追ってしまい憧れが強くなっていきました。
年齢的には既卒枠で応募できる年齢だったので、思い切ってCAを再び目指すことにしました。
以前通っていたエアラインスクールに再び通い、英語スキルと面接対策、ホスピタリティの精神など一から勉強をし直しました。
その結果格安航空会社のCAとして採用されることになりました。
主な路線はアジア方面の航空会社ですが、外国人客も多く少し時間はかかりましたが夢だった職場で生き生きと働いているそうです。
入社後も語学研修や接客研修も多くあるので現状に甘んじることなく自己研鑽に努めておられます。
転職するんじゃなかった!上京転職【失敗例】まとめ
東京での転職活動は、地方よりも有利な面はあるものの、安易に行動を起こすと失敗してしまう危険性もあります。
ここでは、お2人の体験談を通して、なぜ失敗したのか、その教訓を挙げていきます。
英語が得意だったので英語講師に転職したのに…
地元で広告代理店の営業をしていたDさんは、残業と夜の付き合いの多さに辟易してしまい転職することにしました。
大学では英文学を先行していたので、上京して英会話スクールの講師になりました。
語学スキルには自信があったのですが、スクールの運営や生徒のフォローという部分は全く素人だったDさんはどのように英語に親しんでもらうか、そもそも通ってもらうかということに対策が立てられず、生徒からは授業が分かりにくいなどのクレームも受けてしまいました。
業界特有の内容や、仕事内容について理解をしておけばこのようなことにはならなかったと後悔されているそうです。
スーパーから外資系企業への転職 配属された先は…
地方のスーパーで経理を担当していたEさんはTOEICで850のスコアを取得して転職の際の武器になると思い東京にオフィスがある外資系IT企業に転職しました。
これから自分の強みを活かしてバリバリ仕事をしていこうと思っていましたが、いざ配属されてみると日本顧客向けのカスタマーセンターへ配属されることになり英語を使う機会は全くありませんでした。
もともと英語力を活かすことができる企業ならどこでもいいと思って適当に企業を選んでいたので、扱っている製品等にも興味はなくやりがいがあまり持てないまま働いているそうです。
その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人
ここまでの内容をまとめて、語学スキルを活かした転職に失敗している人と成功している人の特徴を比較してみましょう。
語学スキルを活かした上京転職に失敗している人に共通していること
英語が得意や、好きというだけで仕事内容まで理解できていないこと
語学スキルを活かした上京転職に成功している人に共通していること
スクールを活用して、やりたい仕事の知識を深めていること
語学スキルを活かした転職に成功するためには、例えば「スクールに通い仕事内容、業界について理解を深め自分にあった会社を探すこと」といったことが秘訣と言えるかもしれません。
しっかりとスクールで語学スキルを磨き、仕事の専門知識を深める努力をする
最後に、語学スキルを活かした転職に成功するためのアドバイスをお伝えします。
しっかりとスクールで語学スキルを磨き、仕事の専門知識を深める努力をする
という方法をお勧めします。
語学スキルを活かした転職にスクールをお勧めする理由
語学スキルを活かす転職の際にスクールをお勧めする理由は3つあります。
- 新しい仕事のスキルと必要な語学スキルを身に付けられること
- 一緒に学ぶ仲間と情報交換ができ、自分にあった仕事が選べること
- 転職サポートが充実しており、自分がやりたいことを見つけられる