地方から東京の企業に応募しようとして、エントリー後にどのような流れになるか心配になったことはありませんか?
特に面接対策は、一人で進めるのが困難なものです。
想定問答を考えることや、最近増えているオンライン面接での顔の見え方、声の聞こえ方などもチェックしてもらいたいところ。
そこで最近は、オンラインで模擬面接を見学して面接対策をしている人も増えています。
当サイト「みさぽ」を通じて転職活動中の方に、早速体験していただきました。
今回ご紹介するのは、転職サイト「マイナビ」が主催するwebセミナーに参加した方へのインタビューです。転職活動の参考にしてみてください!
転職先を見つける方法として、転職サイトや転職エージェント(人材紹介)があります。
利用するには登録が必要ですが、どちらも登録は無料です。
当サイト「みさぽ」では、複数のサービスに登録して使い分けることをお勧めしています。
さらに、あまり知られていないかもしれませんが、転職サイトや転職エージェントには求人検索以外にも、転職活動に役立つさまざまなイベントやサポートがあります。
「転職サイトや転職エージェントってそもそも何?」という方は、以下の解説を読んでみてください。
目次
転職フェアに行く前の準備としてwebセミナーを活用
Profile:
九州地方出身。関東地方の大学に進学して卒業後、新卒で地元の上場企業に就職して現在に至る。社会人4年目を迎えたところ。
転職活動において困っていたのはどんなことですか?
新卒で就職した会社にそのまま勤務しているので、転職活動は初めてなんです。
中途採用となると、企業の評価基準には学生に対するものと差があると思います。
どんな職務経験があると有利なのか、どんな自己PRをすべきなのかなど、状況が把握できていないので、情報収集に努めたいと考えています。
webでは普段、転職についてどんな情報収集をしていましたか?
今はネットサーフィンをしているくらいです。
調べればネット上には面接の答え方の例文として「テンプレ」がたくさんあります。
新卒就活のときは、それで通用したかもしれませんが、中途採用で、いわゆるキャリア採用だとそれは通用しないんだろうなと思います。
とは言え、学生時代のキャリアセンターのように気軽に面接の相談ができるところもなく、まだ本腰を入れて面接対策するには至っていませんでした。
webセミナーを受ける前に持っていた印象はどうでしたか?
転職サイトに「転職フェア」の案内がたくさん載っているので、まずは地元、さらに都内や横浜、千葉などのイベントにも行ってみたいと思っています。
その準備としてwebセミナーがちょうどいいのではないかと思いました。
今回初めてweb形式のセミナーに参加するので、前提知識がない分、素直に情報やテクニックを吸収できるのではと期待していました。
これまでの就活方法と、どのように比較されたのか教えてください。
新卒のときに合同面接会に参加したことを思い出して、それと中途採用の転職フェアはどう違うのか比較しています。
中途採用の転職フェアだと、大手優良企業が多く参加していることが分かりました。
また、年収の高いハイクラス求人というものや、ITなど業界に特化した転職フェアもあるそうで、面接練習を積んだら参加してみたいと思います。
営業職としてのスキル、マインド両面から質問
模擬面接の挑戦者はどのような方でしたか?
映像関係の仕事を経験された後、転職活動をしているとのことでした。
次の仕事では日用品を取り扱うメーカーの法人営業を希望しているそうです。
面接官はどんな方でしたか?
物流系企業で12年間、人事の仕事に従事していたという方です。
現在はコンサルティング企業を設立し、関東圏の女子大にてキャリアに関する授業を行ったり、講演会や執筆活動をされたりしているとおっしゃっていました。
模擬面接の内容はどのようなものでしたか?
実際の面接の雰囲気を知るために、他の人が面接を受けている場面をチェックして、イメージトレーニングをしよう、というものでした。
表情や目線、回答にかかる時間、口癖が出ていないかなどがチェックポイントとして案内されていました。
どのような問答を覚えていらっしゃいますか?
まず、挑戦者のこれまでの経歴についての確認が行われました。
仕事内容について話すように言われ、挑戦者が前職で頑張った点などについて回答が求められていました。
次に、提出書類を見ながら質疑応答があり、職務経歴書に書いていた前職企業の売上額について、社員1人あたりに換算すると業界水準と比べて多いのかどうか聞かれていました。
営業として数字に関心があるかが問われている印象でした。
応募企業での業務内容がどの程度分かっているかなど、職種の理解度に関する確認も多かったです。
営業とはどんな仕事かと聞かれ、スキルと共にマインドが問われているなと感じました。
職務経歴書の完成と面接準備は別だと指摘された
面接官の指摘の中で参考になったことは?
営業志望の場合、数字について大いに関心を持つべきという意見に共感できました。
売上の見通しや業績の予測を立てる上で数字を根拠にする業務が大半になるので、営業職の面接では数値的に答えるべきところを「概ね良かった」のようなあいまいな言葉遣いにしてはいけないことが分かりました。
挑戦者の反応はいかがでしたか?
職務経歴書に自信があったのか、面接官からの指摘に対しては意外というか、態度を硬化しているように見えましたが、結果的には、さらに準備が必要ということを面接官と一緒に振り返っていました。
当たり前のことではありますが、準備不足が面接を行う上で一番の不合格の原因となるのだと痛感しました。
良い経験をしていても、希望している企業でどんな活かし方ができるのかが言語化できないと、面接官の評価に結び付かないのだと思いました。
営業職では求人ポジションへの理解が求められる
今回の模擬面接で、一番印象に残ったことは?
面接練習では、良くなかった点を結構たくさん指摘されるんだという点に驚きました。
その改善点を素直に認められるかどうか、実践できるかどうかが大切と挑戦者が語っていた点に関心を持ちました。
見学者の視点として、挑戦者の話し方や反応に注目していましたが、厳しいことを言われても面接官と目と合わせて話していることにタフさを感じ、自分も見習わなければと思いました。
模擬面接を振り返って、ご自身への教訓、反省点などはありますか?
面接対策として、応募するポジションへの理解が非常に大切だという点です。
業務に対する理解ができていないと、面接官から会社で活躍できそうなイメージを持ってもらえないので、面接前に求人内容をよく読み、どんな役割、成果が求められる仕事なのか、なぜそれができると思ったのかを答えられるようにしておかなければと思いました。
営業職なら、どのような商材をどのようなターゲットに対して売るのか、その会社がどのような営業手法や施策を行っているのかなどを求人情報からよく読み取る必要があることが分かりました。
転職活動における面接練習の大切さが分かった
模擬面接の見学をふまえて、転職活動へのアドバイスをお願いします。
志望する企業において、自分がどのように貢献できるかを言語化できていることが、面接を受けるうえでは大前提となっているので、面接練習は事前に受けるべきだと思いました。
自分自身、今回は見学でしたが、ゆくゆくは面接官による練習を受けてみたいと思います。
その理由を詳しく教えてください。
- 自分の強みと企業の求める資質があっているか確認できる。
- 正しい言葉遣いができているか確認、修正ができる。
- 自身の弱みについても確認することができる。
皆さんも、転職支援サービスの「面接練習」や「想定問答のブラッシュアップ」などを利用して、転職活動を効果的に進めてください!
今回ご紹介したのは転職サイト主催のイベントでしたが、転職エージェントに個別に面談をしてもらうという方法も効果的です。
当サイト「みさぽ」でも個別相談を実施しております。
初めて転職活動を行う人の場合、面接準備の前段階として、書類作成を行ったり、どんな会社でも聞かれる基本の想定問答集を作ったりと、さまざまな準備が必要です。
転職したいけれど、労力がかかるなら挫折してしまいそうという方には、転職活動のスタートまでを伴走してくれる相談先が必要かもしれません。
少しでも不安なことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。