現在離職中の方や、既卒、第二新卒で就職活動中の皆さん。
仕事を探すなら転職サイトだけでなくハローワークも利用しよう
と思って、このページをお読みくださっていることでしょう。
地方在住でも東京のハローワークを利用した仕事探しができるのか、また、ハローワークの上手な利用方法など、気になるところではないでしょうか?
そこでこの記事では、無料上京相談を実施している当サイト「みさぽ」が、ハローワークを活用した就活方法について解説します。
目次
地方で離職中の方はハローワークで東京の仕事探しを
会社を退職して就職活動中の方が、ハローワークで雇用保険の失業給付の基本手当、いわゆる「失業保険」をもらうためには、基本的に4週間のうち2回以上の求職活動実績が必要となります。
これは、求人サイトでの単なる検索や登録だけでは実績と認められません。
最低でも、ハローワークでの求人を検索して、窓口で職業相談をする、というのが、一つの目安となっています。
せっかくハローワークを利用するなら、地方にいても、東京の仕事探しに役立てたいものです。
ハローワークでは地元の会社しか探せない、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は全国から仕事を探すことができるのです。
最初の登録は、管轄のハローワークへ向かうことが必須
ハローワークは自分の住んでいる地域によって管轄が決まっています。
失業保険の給付と最初の登録は、管轄のハローワークでしか行うことができません。
管轄のハローワークが分からない場合は、お住まいの自治体のホームページなどで雇用保険等に関する問い合わせ先を検索していただくと、管轄のハローワークが掲載されています。
手続きが完了すれば、全国どこのハローワークに登録された仕事も探すことが出来るようになります。
地方で作ったハローワークカードを東京でも活用
管轄のハローワークではどのような手続きをする必要があるのか、知っておきましょう。
登録手続きの流れは、
①求職情報の入力
②窓口での求職申込
③ハローワーク(カード)の受け取り
という順に進みます。
求職情報を入力する際は、希望する仕事の内容をできるだけ詳しく入力する必要があります。
ハローワークに行ってからその場で考えても思いつかないかもしれないので、自宅でハローワークインターネットサービスから「求職情報仮登録」を行うのもおすすめです。
インターネットで入力を済ませておけば、登録手続きにかかる時間を短縮もできます。
こうして地方で受け取ったハローワークカードは、上京して東京のハローワークを利用するときにも使えるのです。
ハローワークも東京しごとセンターも、地方在住者でも使える
もし地方から上京して仕事を探しに行くなら、働きたいエリアのハローワークに行くのも1つの方法ですが、就職相談が充実している「東京しごとセンター」に行くのもお勧めです。
利用者の年齢層によって、ヤングコーナーやミドルコーナーなどに窓口が細分化されているのに加え、非正規から正社員になりたい方向けの窓口もあります。
内定取り消しや雇い止めに遭った方等への支援も充実しています。
東京しごとセンターの特長は、専任の就職支援アドバイザーがついてくれることです。
キャリアカウンセリングに加えて、セミナーや就労支援プログラムを案内してもらえることもあります。
地方にいながら東京のハローワーク求人がネットで探せる
ハローワークインターネットサービスを利用すると、東京をはじめ、全国の求人を検索できます。
インターネットで見た求人に応募するには、ハローワークで紹介状をもらう必要があります。
地方にいる間は管轄のハローワークに行って申し込みをしてください。
ハローワークの紹介状がなくても応募できる求人はありますが、多くの求人には紹介状が必要です。
書類選考にあたっては、履歴書・職務経歴書・紹介状を応募先の会社に一緒に郵送するようにしてください。
キャリアアドバイザーが答えるハローワークのQ&A
ここでは、就職・転職活動中の方がハローワークに関してどのような質問をしていたのかご紹介します。
当サイト「みさぽ」のアドバイザーが回答していますので、参考にしてください。
ハローワークで人材募集をしている会社の特徴は?
ハローワークに求人を出している企業の大きな特徴は、地元の中小企業が大多数を占めることです。
求人広告を出しても知名度がなく、応募者が集まりにくい会社や、採用人数が少ないので広告費をあまりかけたくないという会社がハローワークをよく利用しています。
小規模な会社でも、取り扱っている製品のシェアは国内有数というケースも多くあります。
地方在住だと、東京にしか事業所がない会社、求人広告を出していない会社の情報は集めにくくて困るものです。
会社の規模を問わず自分に合った会社を幅広く探したい場合は、ハローワークの求人を探してみましょう。
ハローワークで紹介状をもらうと内定確率は上がる?
東京や地方に限らず、同じ求人がハローワークにも求人広告にも掲載されているケースがあります。
その場合、ハローワーク経由で応募すれば有利だとは必ずしも言えません。
ただし、企業にとってはハローワーク経由で応募者を採用すると、厚生労働省管轄の各種奨励金や助成金の対象となりやすいというメリットがあります。
また、ハローワークへの求人掲載は企業にとって費用がかからないため、条件のよい求人広告は期間限定、ハローワークには無料で長期間求人情報を掲載する、といった使い分けもされています。
求人サイトで興味のある求人広告を見たけれど応募のチャンスを逃してしまったという場合は、諦めずにハローワークに掲載されていないか探してみましょう。
ハローワークと転職エージェントの求人の違いは?
転職エージェントが扱う求人には上場企業などの大手企業や、東京や地方を含み全国展開している企業、外資系企業などが多数含まれています。
ハローワークの求人は中小企業が中心なので、大手・外資といった求人を探すことはできません。
但し例外はあります。
大手企業であっても、生産・販売・運輸・保守・サービス等の業務に直接従事する現業職者は、工場等の拠点がある場所のハローワークから現地採用を行うことが一般的です。
これらの職種を志望される方は、転職エージェントとハローワークを併用して仕事を探してみましょう。
まとめ 地方で東京の仕事を探すにはハローワークと転職エージェントを使い分けよう
ハローワークの求人は中小企業が中心、転職エージェントの中心は大手・外資の求人が含まれている、といった違いがあります。
しかし、小規模な会社でも特定の分野では高いシェアを持つ優良企業に出会えることもありますので、ハローワークからの応募も選択肢の一つにしたいものです。
離職すると、失業保険の為にハローワークを利用する機会が増えますが、新卒で就職が決まらなかった方や、現在非正規雇用の方への相談が充実しているのもハローワークの特長です。
地方で初回の登録を済ませた後は、都内のハローワークや東京しごとセンターも利用できます。
ハローワーク・転職エージェントの利用方法や、就活での東京滞在について不安のある方は、当サイト「みさぽ」の無料上京相談をぜひご利用ください。