面接のために上京することになったけれど、何かと交通費以外も入用でどうにか支出を抑えたいと考えている皆さん。
他の就活生はどのように交通費を抑えているの?
と思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。
最近はweb面接も増えていますが、選考が進んでくると一度は対面での面接が必要であるとして、来社を求められるケースは多いものです。
会社から交通費等の補助があれば心配ありませんが、会社の規定によっては一部負担や全額自己負担という場合もあります。
そこでこの記事では、転職活動、就職活動を開始した皆さんに向けてどうすれば交通費を抑えられるのかをご紹介します。
目次
上京のための交通費を節約するなら手段とスケジュール調整をしよう
地方在住で東京の会社に応募しているとして、もしも明日面接に来てくださいと言われたらどうしますか?
交通手段は選びようがありません。当日、新幹線に飛び乗るしかないでしょう。
しかし、そんな急ぎの面接ばかり受けてしまうと新幹線代ばかりがかさんでしまいます。
交通費を節約するには、会社に「急ぎでは上京できない」ことを伝えて計画的に会社訪問するよう段取りする必要があります。
移動のコツは、新幹線を回避するか、新幹線を使うにしても格安なプランを選ぶということです。
新幹線の代わりに在来線に乗って東京までの交通費節約
新幹線は利用せず在来線を利用することが手段の1つ目として挙げられます。
JR在来線を使うことで交通費の中で多くを占める特急料金が節約できます。
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例えば、名古屋駅から東京駅に移動する場合
新幹線の場合、11,500円かかりますが、
JR在来線で行くと、料金は6,380円、約6時間20分で到着できます。
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例えば、郡山(福島)駅から東京駅に移動する場合
新幹線の場合、8,540円かかりますが、
JR在来線で行くと、料金は4,840円、約5時間15分で到着できます。
在来線を使う場合の注意点としては、乗り換えの必要があるので経路をよく調べておく必要があることと、1日で目的地まで到着できない可能性があるので計画的に乗車する必要があるということです。
フリーきっぷを利用して東京までの交通費節約
JRの在来線を利用する場合、時期によっては、青春18きっぷなどのフリーきっぷを利用して格安で移動することも可能です。
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青春18きっぷとは
日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席が、12,050円で1日乗り放題を5回利用可能となるフリーきっぷです。
年齢にかかわらず購入できます。
JR東日本からは「週末パス」も発売されています。
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週末パスとは
土休日で連続する2日間、フリーエリア内のJR線のほか、会津鉄道線(西若松~会津田島間)をはじめ14の鉄道会社線の普通列車(快速含む)普通車自由席が乗り降り自由のきっぷです。
大人料金は8,880円です。
これらの交通手段は、関東甲信越・南東北から東京まで移動したい方に人気です。
注意点としては、利用期間が限定されているため、就活で上京する予定日に使えるかどうか確認が必要であるということです。
新幹線+ホテルパックで交通費と宿泊費を節約
旅行会社が出張客向けに販売している、往復新幹線とビジネスホテルがセットになったパック旅行のプランがあります。
複数の面接をまとめて受けるなど、東京に2日以上滞在する必要があるなら、新幹線+ホテルパックを利用することも検討してみましょう。
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新幹線+ホテルパックとは
JR各社と旅行代理店が提携して販売しているパッケージプランです。
関西~東京間の新幹線往復とホテル1泊のセットで3万円前後が目安の料金です。
例えば、JR東海ツアーズの新幹線ダイレクトパックの場合、出発日前日まで予約可能でJR乗車票は駅で受け取りができます。
新幹線パックは空席・空室に応じて料金が変動しているのが特徴です。
広告に飛びつくのではなく、比較サイトなどを利用してより安価なプランを探すのが上手な利用のコツです。
格安航空会社や高速バスを活用する
交通には高速バスや格安航空会社を利用することでも節約できます。
格安な便を事前予約することで、新幹線より安く利用できるのでおすすめです。
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格安航空会社(LCC)とは
国内便を運航している会社にはPeachやジェットスターなどがあります。
大阪(伊丹/関空)発羽田行きの片道が5000円以内で済むことがあります。
ただし、予約した便に乗れなかった場合、払戻手数料が戻ってこなかったり、従来便よりも割高になったりするなど融通が利かない面もあります。
制約はあるものの、移動の計画に変更の可能性がなければおすすめできます。
キャリアアドバイザーが教える交通費のQ&A
ここでは、キャリアアドバイザーが過去に受けた質問をベースに、東京への移動を計画している皆さんの疑問に回答します。
自動車で東京に行くのは有効でしょうか?
結論から言うとお勧めできません。公共交通機関を使って移動することをおすすめします。
理由としては長距離の運転は体力上避けるべきであることと、不慣れな土地で運転すると事故のリスクが上がるからです。
東京では公共交通機関が発達しているため、多くの企業が社員であっても車通勤や、自家用車を使った仕事上の移動を認めていません。
たとえドライバー(運転手)志望で運転に自信があっても、自家用車で会社に行くのは避けてください。
会社から交通費が支給される場合、気をつけることは?
会社から新幹線代を支給してもらえる場合は、領収書をもらって購入しましょう。
領収書は窓口で申し出るか、発券機の「領収書発行」ボタンを押して発行します。
領収書の宛名は、事前に企業から指定された名義を記入しましょう。
領収書は会社ではお金と等しく扱われるため、偽造は厳禁です。
領収書を紛失したなどと偽って、新幹線に乗らず格安な交通手段を使うのもNGです。
会社は領収書の提出を通して、皆さんのコンプライアンス(法令順守)意識を見ています。
必ず指示にしたがって対応しましょう。
コスパの良い上京交通費支出のコツは?
上京する際には1社だけではなく1日で複数企業の面接に臨むよう調整をすることです。
午前1社、午後2社であれば1日だけで3社面接が受けられます。
適性検査などの筆記試験と面接を同じ日に済ませるようにすることも有効です。
金額に換算するために、大阪に住んでいる人が東京の会社の面接を受けると仮定しましょう。
東京~大阪間の新幹線を指定席で乗ったとすると片道15000円弱です。
往復になると3万円が飛んでいきます。
3社1日ずつ受けるとなると9万円かかってしまいますよね?
しかし、これを1日に集約すると支出は1/3で済むわけです。
自分ひとりの力で面接のスケジュール調整をするのは難しいですが、転職エージェント経由で就活していれば、1日に3社まとめて面接するといった段取りも組んでもらえます。
上京の頻度をできるだけ減らすことにも取り組んでみてください。
まとめ スケジュール調整をすると交通費は抑えられる
上京時の交通費を節約するコツは、できるだけ新幹線を使わないことです。
毎回新幹線に乗っていると交通費もかなりの額になってきます。
予約するのが先の日程であれば、格安航空券やフリーきっぷなど、格安な交通手段の中から選ぶことができるのです。
なので、面接日まで余裕をもらって、できるだけ格安交通手段が使えるように調整する、転職エージェントに相談して複数の面接を入れるなど対策を講じることが必要です。
当サイト「みさぽ」では、地方から上京して面接を受けたい方の移動、滞在についてのご相談を受け付けています。ぜひ、お気軽にご相談ください。