上京して新しい仕事に就きたいけど、服装などで気になることがある皆さん。
東京の会社で面接を受けるときの服装の準備はどうしよう
と思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。
東京の会社に行くからと言って、地元の会社と服装の指定が違うということはありません。
しかし、スーツを着ることや持ち運ぶことには慣れていない人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、そんな皆さんの不安を払拭するべく、就活スーツの扱いについてご説明します。
目次
長距離の移動でもスーツのコンディションを保つことがポイント
転職活動をするにあたって、スーツを新調すべきか相談を受けることがありますが、今持っているスーツがあれば、それで十分です。
既卒の人なら、学生時代に買ったリクルートスーツがあれば、それが活用できます。
会社勤務の経験があれば、その時に来ていたスーツを活用しましょう。
色は黒でなくても、ダークネイビー、ダークグレーなどでも構いません。
また、ストライプも、地色に近くてラインが細いものなら支障ありません。
色やデザインを心配するよりも、シワのない状態で臨むことを重視してください。
まずはスーツの持ち運び準備をしよう
服装に関して企業から指定がない場合はスーツを着ることが基本となります。
前泊をして翌朝の面接に臨む場合や連泊して複数企業の面接を受けるケースなどがありますが、その際に必要とされるのがスーツの持ち運びテクニックです。
スーツの持ち運びテクニックには次の2つの方法があります。
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ガーメントケース
ガーメントケースとは、ジャケットをハンガーにかけた状態で持ち運べる布製のバッグです。
ガーメントケースには、手提げタイプもショルダータイプもあり、容量の大小も選べます。
入社してからも出張でよく使うアイテムなので、自分が使いやすいものをこの機会に購入しておくと良いでしょう。
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スーツケース
旅行の時などにもスーツケースを使い慣れている人が多いのではないでしょうか?
ここでは、衣類のたたみ方のテクニックを2つご紹介します。
・ミルフィーユ式…服を平らに重ねて収納する方法です。まずスカートやパンツといった丈の長い衣類を敷き詰めます。Tシャツやカットソーなどを間にはさんでから裾をたたむことで、しわが付いてしまうのを防ぎます。
・ロールケーキ式…服をくるくる丸めて収納する方法で、しわになりにくい服や、ネクタイを収納する際に役立ちます。
就活用シャツも持ち運び前提に買い揃えを
連泊する場合は洗い替えのシャツを3~4枚持って行くと安心です。
男女問わず、シャツの汗じみと襟の汚れは面接官が厳しく見ています。
必ず清潔なシャツで面接に臨んでください。
持ち運びの利便性を考えると、形態安定加工が施されているシャツを選んでおくと、お手入れに手間がかからず安心です。
到着後の着替えスペースも、要確認
夜行バスで上京する場合は、スーツを着たまま乗車すると疲れますし、スーツにしわが寄ってしまいます。
そのため、私服で乗車し、到着後に着替えるのがおすすめです。
多くの人が、トイレで着替えてしまうのですが、面接での印象を良くしようと思うなら、着替え場所についても調べておくと良いでしょう。
例えば、東京駅八重洲北口近辺には「東京VIPラウンジ」というレンタルスペースがあり、パウダールームやフィッティングルームが完備されています。
ほかには、シャワー設備のあるネットカフェを利用するのもおすすめです。
服装以外の身だしなみをチェックしよう
服装以外にも髪型や、爪、靴の汚れなどにも注意しましょう。
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就活体験者に聞いた、上京に持って行った身だしなみグッズ
ハンカチ2~3枚
腕時計
毛玉取りブラシ
しわ取りスプレー
ブレスケア用品
汗ふきシート
ヘアワックス・ジェル
ミニソーイングセット
女性の場合、寝ぐせ直しに乾電池や充電式のコードレスヘアアイロンもあると便利です。
男性のカミソリ負けも恥ずかしいところです。
前日や、当日の朝にはしっかりチェックしておきましょう。
就活時の服装についてのQ&A
ここからはキャリアアドバイザーに寄せられた、服装に関する疑問にお答えします。
就職活動の服装で特に留意することはありますか?
スーツを普段着ていない人は特に、メンテナンスをしておきましょう。
今の体型に合っているかどうかチェックし、もしサイズが合っていなければお直しに出しましょう。
例えば、スカートやズボンのウエストのサイズが合わない場合は「ウエスト詰め」「ウエスト出し」の両方のサービスがあり、スーツを買い直すよりも安価で修繕できます。
できれば、スーツは1着だけでなく3着ほど用意しておき、着回しながらクリーニングにもこまめに出しましょう。
急に面接に行くことになった場合、当日受け取りで注文できるクリーニング店もあるのでおすすめです。
季節に応じて服装は変えたほうがいい?
服装は変えることをおすすめします。
夏場に冬用のスーツを着ていたらどうなるでしょう?
夏場に無理をして秋冬物のスーツを着ると、インナーは汗でびしょびしょ、額からも汗が噴き出て面接官からも清潔感がないと思われてしまうでしょう。
何事もないように振る舞えたとしても、生地や裏地の面積などから、面接官からTPOに合っていないことを見抜かれてしまいます。
快適に過ごせる服装で、本調子で面接に臨むことを心がけましょう。
服装は面接の合否にどれくらい関係がありますか?
転職エージェント経由で応募している人なら、面接の想定問答を添削してもらったり、模擬面接官と一緒に面接練習をしたりして準備していることでしょう。
実は発言内容だけでなく服装も、ビジネスマナーの一つとして評価対象になっています。
エージェントを利用している人は、写真やweb通話で身だしなみチェックをしてもらってください。
服装で仕事に失敗することはないと思われがちですが、企業の取引先によっては服装のマナーに厳格なことがあります。
銀座のオーダーメイドスーツに象徴されるように、伝統と格式を重んじる保守的な人が、東京には意外と多いということです。
男性ならネクタイ、女性ならネイルひとつで商談がうまく行かない危険性がある。それが服装マナーの恐ろしいところです。
スーツや髪型、小物類も目を光らせていると思って念入りに準備をしましょう。
まとめ 服装が採用を左右することも。ビジネスマナーを守って
東京で就職活動をする場合でも、地方と違う部分はほとんどないでしょう。
歴史の長い企業の東京本社では、ビジネスマナーが非常に重視される場合があるので、悪目立ちせず、誰からも好感を持たれるオーソドックスなスーツを準備しましょう。
そして、スーツ選びよりも重要なのが、着こなしです。
サイズが合うようにメンテナンスすることはもちろん、しわが寄らないように持ち運ぶことや、きちんと着替えることも重視しましょう。
身だしなみチェックは、転職エージェントが行う面接練習の中でも大きなウェイトを占めています。
もし不安があれば当サイト「みさぽ」の上京支援サービスにご相談ください。