長らく準備をしてきて、たくさんのエントリーシートを書いて、筆記試験やグループワーク、面接を経験してきたみなさん、お疲れ様でした。
無事内定も獲得してひと段落というところですが複数社ある場合はどう選ぼう
と思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。
内定辞退を行うことは、皆さんの側、企業側早々にパワーが必要なことです。
そこで今回は、円満な内定辞退方法についてご紹介します。
転職活動に一歩踏み出す参考にしてください。
目次
内定辞退をすることは悪いことではない
内定辞退は職業自由の選択のもとに、認められている行動です。
それができないのであれば、皆さん希望通りのところで働くことは不可能ですよね?
企業側も、それを見越して多めに内定を出していますので遠慮せず意思表示をしましょう。
ただし、連絡をしない等、企業に迷惑をかける行為はやめましょう。
内定受諾後辞退する場合は、速やかに連絡を
内定受諾後の辞退は、企業によってはクレームにつながることになります。
さらには、入社日までそれほど時間が無い場合にはすでに皆さんの名刺やパソコン等の
備品を購入している場合があります。
直前の辞退となると、非常に印象が悪くなり転職エージェントを使って動いていた場合
エージェントにクレームが入り、今後転職エージェントからの支援を受けられないなど
不利益を被ることや新卒の場合は、皆さんの後輩が採用されないという事例も過去にはあったようです。
ですので、その会社に行く気がないのであれば、1秒でも早く意思表示をしましょう。
内定受諾後の辞退連絡は電話かメール、郵送で行う
一番気持ちを伝えるためには電話が良いですが、人事担当者に説得されたり中には、恫喝に近いことを言われることがありますのでそう言った場合には、メール、郵送で連絡を取りましょう。
郵送の場合には、普通郵便ではなく特定記録郵便やレターパックなど送った証拠を残しておくとベターです。
転職エージェントを使って内定辞退を伝える
内定辞退は冒頭でも言ったように非常にパワーが必要です。
どうしても自分で連絡して伝える勇気が無いのであれば、転職エージェントを使っているなら
担当を経由して意思表示を行うのも1つの手です。
ただ、転職エージェントも内定辞退となると企業側との関係性にも影響が出てくるので何とか翻意するように説得をしてきますが、気持ちが堅いことを伝えましょう。
内定辞退で相手側が怒り狂っても、自分も感情に任せない
企業の担当者によっては、内定辞退したことについて詰問してくる場合があります。
こちらが謝罪して、行くというまで怒鳴ってくる相手や、まずは会って話をしようという人等やり方は様々です。
内定受諾後の辞退はこちらに分が悪いのは明白なのですが、冷静になって相手の言葉に感情的にならず、理由を述べましょう。
また、この会話を録音しているなど事前に伝えておくと、相手側も乱暴な手段は使うことがないでしょう。
キャリアアドバイザーが答える内定辞退Q&A
内定辞退となると、理由を聞かれたり人格否定をされたりなどなかなか円満に物事が進むことはありません。
そんな時はどうすれば良いのか、キャリアアドバイザーが過去に相談を受けた案件を元に回答します。
内定辞退の納得のいく理由はあるのでしょうか?
内定辞退をする理由は、やはり「他企業で働く」という理由が大半を占めます。
その理由を伝えるのも1つですが、電話にて「内定受諾後に改めて自分のキャリアプランと会社の目指している姿に乖離があった。」と伝えるとそれなりの形となるので一度使ってみてはいかがでしょうか。
内定受諾後の辞退連絡のツールとしてベストなものは?
一番いいのは電話です。
トーンや話し方で気持ちが伝わりやすいです。
内定辞退の電話を取り次いでもらえない、どうしても電話が嫌だという場合にはメールや郵便を使ってみましょう。
内定辞退で何らかの不利益を被ることがあるのでしょうか?
内定辞退は法律的には問題ありません。
職業自由の選択が皆さんには保障されています。
企業も内定後にも辞退する人がいるだろうと見越して採用計画を立てているので。ほとんどの企業がそこまで気にはしていません。
しかし、入社日まで日が無いと備品等の購入も終わっている場合があるので良い印象は残りません。
まとめ 内定受諾後の辞退連絡はとにかくスピードが大切
内定受諾後の辞退連絡を行わずに、その会社に行かないというのは社会人としてやってはいけないことです。
ほかに行きたい会社があり入社を決めたとしても、後々のトラブルとなります。
内定辞退の場合には必ず何らかの形で意思表示を行いましょう。