既卒や第二新卒で上京してホテル業界で働こうとしている方や、地方から転職してホテリエになりたいと思っている皆さん。
実際に東京でホテルへ転職した人の体験を知りたい
と思ってこのページをお読みくださっていることでしょう。
ホテリエとひとことに言っても、ビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテルからハイエンドなサービスを特徴とするラグジュアリーホテルまで求人は多岐にわたり、仕事内容は就職先によって相当違います。
また、宿泊部門、料飲部門、宴会部門、営業部門、業務部門といった配属先によっても、仕事の内容はもちろん、勤務時間や待遇などがガラッと変わるのがホテル業界の特徴です。
上京することで、希望通りの就職が決まればいいのですが、思っていた配属先と違うとか、条件が不満といった失敗は避けたいものです。
そこでこの記事では、実際に転職したホテリエの体験談を成功例も失敗例もご紹介します。
さらに、ホテリエのための失敗しない転職方法も、合わせて解説します。
目次
転職してよかった!上京転職体験談【成功例】まとめ
東京でホテリエに転職することで、給料や待遇に満足している人や、スキルアップがかなった人はたくさんいます。
ここでは、転職に成功した3名の方の体験談をご紹介します。
レストランでのノウハウが活きる職場に転職
地方のイタリアンレストランに勤務していたAさんは、時間外手当も含むと月25万円の給与がありました。
40席ほどのレストランでしたが、ホスピタリティの高いサービスができる職場だったので誇りを持って働いていました。
ですがある時、レストランの経営者が変わり大きく経営方針が変わることになりました。
新しい経営者は、従来のルールや習慣を次々と変更したり無くしたりしたことでAさんが働きたいと思う職場ではなくなっていました。
そのため、転職を決意し自分ができることは何だろうと考えたところ、ホテリエとしてならレストランでの勤務経験がプラスになると思いました。
ただ、ホテルの仕事はレストランだけではないので、Aさんはスクールに通いホテリエとしての仕事の理解を深めることに注力しました。
その結果見事正社員として都内のホテルに就職することができました。
マナー講座など入社後も自己啓発の機会も豊富にあり、入ってからもスキルアップが可能となり収入も増えたことに満足されています。
旅行業界での接客スキルをPRしてホテリエに転職
大学を卒業後、地方都市の旅行会社で5年間勤務していたBさんは、仕事量の多さが悩みでした。
残業や休日出勤も多く、体調を崩してしまいこれから先も旅行会社での仕事を継続していこうか悩んでいたところ、小さい頃の夢を思い出しました。
それは、ホテルで働くことでした。
これから先のことも考えた時に、思い切って東京のホテルで働こうと決意して転職活動を開始しました。
旅行会社で働いていたBさんは、ある程度ホテル業界の知識もありましたがより情報収集を行い自分にあったホテルで働きたいと思い、都内のホテルを数か所訪問することにしました。
併せて、転職エージェントを活用しながら焦らず就職活動を行いました。
多角的に検討ができたBさんは、自分の求めていたホテルに出会うことができました。
給与は残念ながら前職より3万円ほど下がってはしまいましたが、体力的には以前よりかなり楽になり、職場環境もかなり良いので転職してよかったとのことです。
宿泊したホテルのサービスに感動して転職を決意
卒業した大学と同じ地方のIT企業でプログラマーとして活躍していたCさんは、東京出張の際に宿泊したホテルのサービスに感動して、次に転職をするならホテル業界にしたいと考えていました。
Cさんの仕事は、業務量も多くシステムの稼働直前は徹夜、緊急時にはたとえ夜中でも客先に駆けつける必要があり、体力的にも精神的にもキツイ職場でした。
結婚を約束した人もいたのですが、仕事に忙殺されて将来について考える時間もありませんでした。
これでは、いつか倒れてしまうと思ったCさんはかねてより考えていたホテル業界へと転職することになりました。
ホテル業界の知識が何もなかったCさんは、転職サイトに登録と同時に知人からスクールに通うことをアドバイスされたので、ホテリエになるための勉強も始めました。
今回ホテル業界で就職するにあたって、一番重視したのはお客様に満足度の高いサービスが提供できるかです。
自身が以前経験した感動を、お客様にも味わってもらいたいとCさんは考えていました。
スクールを卒業して、念願のホテリエになったCさんは現状に満足することなく今もスキルアップのため日夜勉強されているそうです。
転職するんじゃなかった!上京転職【失敗例】まとめ
東京での転職活動は、地方よりも有利な面はあるものの、安易に行動を起こすと失敗してしまう危険性もあります。
ここでは、ホテル業界に転職したものの上手くいかなかった2人の事例をご紹介します。
ホテルに転職したもののバックオフィスに配属
製造業の人事として働いていたDさんは、会社の業績が良くないことを知り転職を決意しました。
次は何となく接客業に就きたいと思い、都内にあるホテルの求人に応募しました。
接客部門へ配属希望を出していたDさんですが、なんと総務部へ配属されました。
ホテルとしては人事部で働いていた経歴を持つDさんに対して、総務部門での活躍に期待していたようです。
一見したら、これまでのキャリアを活かすことができる部署配属でしたが働く本人にとっては不本意な結果となってしまいDさん自身も、面接でもっと希望する部署を強く伝えられたらと後悔されているそうです。
行き過ぎた合理化により、やりがいを失ってしまう
ネイルサロンで働いていたEさんには、ホテル勤務の常連客も多く施術をしながら話を聞いていると、Eさんもホテルで働いてみたいと思う気持ちが出てきました。
そして、ネイルサロンからホテルへと転職し接客部門に配属されました。
Eさんの勤務しているホテルは、見た目はとてもきれいなのですが必要以上のサービスを提供しない方針を取っており、お客様からリクエストが無い限り動くことがありません。
Eさんは、もっとお客様のために何かできないかと考えているのですが勝手に動くことができないので悶々としているそうです。
働く前に、実際にホテルを利用してみることや経営方針について理解しておけばより自分の考え方にマッチした職場を選ぶことができたのではと後悔しています。
その差はどこに? 上京転職に失敗する人、成功する人
ここまでの内容をまとめて、転職に失敗しているホテリエと成功しているホテリエの特徴を比較してみましょう。
ホテリエの上京転職に失敗している人に共通していること
ホテル業界という華やかなイメージだけが先行して、何を自分がしたいのか固まっていない。
ホテリエの上京転職に成功している人に共通していること
実際に宿泊してみてサービスの質を確認することや、スクールなどに通って業界への理解を深めている。
ホテリエへの転職に成功するためには、例えば「実際に宿泊することや、スクール、転職サイトから情報収集をする」といったことが秘訣と言えるかもしれません。
スクールを活用して仕事内容をしっかりと把握して、やりたいことができるホテルを探すこと
最後に、ホテリエをめざす方が上京して失敗せずに転職するためのアドバイスをお伝えします。
スクールを活用して仕事内容をしっかりと把握して、やりたいことができるホテルを探すこと。
という方法をお勧めします。
ホテリエの転職にスクールをお勧めする理由
ホテリエの転職にスクールをお勧めする理由は3つあります。
- スクールを通して、先生や先輩等からホテルに関する生の情報が入手できる。
- ホテルの仕事の内容も事前に理解でき、やりたいことを明確にできる。
- ホテルで必要なスキルや仕事のやり方を学ぶ事ができ、自信をもって転職活動ができる。
以上のことから、スクールを積極的に利用して、有利な就活を進めてください!