上京して就職活動に臨むにあたり、宿泊費を抑えるために
ネットカフェの利用を検討している就活生や転職活動中の社会人の皆さん。
ネットカフェ、あるいは漫画喫茶は軒数が多く利用しやすい上、料金が安いことが
魅力ですが、宿泊に適しているか不安に感じているのではないでしょうか?
そこで今回は、ネットカフェで快適に宿泊できるのか、
そしておすすめの利用法、注意点についてご紹介します。
目次
泊まるのはOK? 最近のネットカフェ事情
ネットカフェは本来、終電を逃すなどして帰宅できなかった人を深夜に受け入れてくれる場所です。
それでは、ホテルのように宿泊を前提に利用することはできるのでしょうか?
大都市にはビジネスホテルのように泊まるネットカフェも
東京都心や横浜、大阪のような大都市には、ビジネスホテルのような設備を持つネットカフェがあります。
中には、全室完全個室のところや、女性専用フロアのあるネットカフェもあります。
シャワーやランドリー、ロッカーなどを備えた施設や、飲食持ち込み可、連泊割引などのサービスがある施設も存在します。
ビジネスホテルと比べても遜色ないため、実際に出張時に宿泊している人もいます。
実際に就活時にネットカフェに泊まることにした人は?
就活時にネットカフェに泊まる経験をした人からは、意外なメリットがあった、という声も聞きます。
具体的にいくつかご紹介しましょう。
ネットカフェは泊まるだけでなく、就活ツールが揃っていた!
高速バスの降車場に近い新宿西口近辺のネットカフェを利用した人の話です。
地方から来た就活生の利用が多いので、宿泊の際は学割が適用されたほか、コピー機やプリンターなど、就活には欠かせないツールが揃っていました。
置いてあった本も漫画だけでなく、就活記事の雑誌やビジネス書があったのには驚いたそうです。
ネットカフェに泊まると、いざというときパソコンが使える!
自分のパソコンを持っていない人は、就活時に大学のパソコンを借りることが多いものです。
そのため、上京した際には非常に困ります。
ネットカフェでパソコンを利用した就活生は、説明会の参加表、エントリーシートの印刷が急遽必要になった時やWebテストの受験の際には、パソコンが完備されていることで、宿泊する以上に助けられたと話しています。
ネットカフェに泊まるなら、押さえておきたい5つの利用術
就活時にネットカフェに泊まる時、どんなワザを使えば安心・快適に過ごせるのでしょうか。
ここでは5つのヒントをご紹介します。
ネットカフェに泊まるなら、まずはフラット席を確保
ネットカフェの席には3種類あります。
- 共用ルームのオープン席
- 個室のリクライニンング席
- フラット席
就活で宿泊する際には、靴を脱いでゆっくり横になれるフラット席がおすすめです。
ネットカフェに泊まるなら、退出時間を考えて入店
ネットカフェはあくまでも仮眠をとる場所です。
そのため、宿泊する際には退出時間から入店時間を逆算する必要があります。
多くの店舗が8時間パック料金ですが、夜10時入店の場合、早朝5時台に退出となってしまいます。
ネットカフェに泊まるなら、貸出グッズを有効活用
宿泊時の必需品であるブランケットは、基本的に無料で利用できます。
中には、ドライヤーやバスタオルなど、持ち運びしにくい道具をレンタルできる店舗もあります。
スマホ充電器やWebカメラなどの貸出が可能な場合もありますが、数に限りがあるので、早めに確保しておくことをおすすめします。
ネットカフェに泊まるなら、金庫で貴重品管理を
ネットカフェで個室に泊まると、施錠はできますが、簡易的な作りなので、貴重品管理を慎重に行う必要があります。
外出時は身につけて行くことが原則ですが、就寝中は金庫を利用できます。
店舗によっては自分で暗証番号を設定することができるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
ネットカフェに泊まるなら、シャワーの充実度もチェック!
ネットカフェに宿泊する際は、シャワーの利用可否も決め手です。
カプセルホテル併設の店舗なら、アメニティーが充実しているのでおすすめです。
ネットカフェに泊まるのにお勧めの15エリア
ネットカフェの利用術が分かったところで、いざ行こうとすると、場所選びにも気をつけたいところです。
就活時にネットカフェを利用するとしたら、泊まるのにちょうどいいネットカフェがあるのはどこのエリアでしょうか?
地方から上京する場合は、あらかじめエリア事情を知っておくのがポイントです。
ここでは、お勧めのエリアを地域別に紹介します。
都心3区でネットカフェに泊まるなら、この駅へGO!
千代田区、中央区、港区の3区を「都心3区」と言います。
多くの企業の本社が集結しており、どんな会社を訪問する場合も便利です。
生活面でもステータスの高いエリアとされており、治安が良くて安心です。
そんな都心3区で泊まる設備があるネットカフェがある場所としては、
①東京駅周辺
②新橋駅周辺
③神田駅周辺
④秋葉原駅周辺
⑤赤坂駅周辺
のエリアがおすすめです!
副都心でネットカフェに泊まるなら、この駅へGO!
都心3区に新宿区、渋谷区を加えた地域は「都心5区」と呼ばれ、これらの区に本社がある企業が多数あります。
渋谷区、新宿区は「副都心」として開発が盛んで、メガベンチャーなど新興企業も数多く集結。
受ける企業がこのエリアに集中しているという人も多いはずです。
そんな副都心で泊まる設備があるネットカフェがある場所としては、
①新宿駅周辺
②渋谷駅周辺
③恵比寿駅周辺
のエリアがおすすめです!
山手線沿線でネットカフェに泊まるなら、この駅へGO!
都心・副都心は疲れそうという人や、このエリアで就活予定のない人は、山手線沿線に泊まっておけば、乗換できる路線が充実しており、どこに行くのも便利です。
先に挙げた以外で、山手線沿線で泊まる設備があるネットカフェがある場所としては、
①上野・御徒町駅周辺
②五反田駅周辺
③巣鴨駅周辺
④池袋駅周辺
⑤高田馬場駅周辺
のエリアがおすすめです!
空港周辺エリアでネットカフェに泊まるなら、この駅へGO!
地方から上京して就活する場合、LCC(格安航空会社)の飛行機を利用して、交通費を安く済ませたいと考えている人も、多いのではないでしょうか?
格安飛行機利用の際は、到着が夜遅くなったり、出発が早朝だったりする場合も多いものです。
そこで、羽田空港の近くでネットカフェがある場所としては、
①蒲田駅周辺
②大森駅周辺
のエリアがおすすめです!
就活でネットカフェに泊まると? デメリットにも注意
こちらで紹介したような利用のコツを押さえて快適に過ごそうとしても、ネットカフェに宿泊すると体調を崩すこともあるので、注意が必要です。
就活でネットカフェに泊まると、のどを痛めやすい
ネットカフェの室内は乾燥していることが多いので、何の対策もせずに宿泊するとのどを痛めてしまう場合があります。
就寝時には、マスクや携帯加湿器を使用し、乾燥を防ぎましょう。
就活でネットカフェに泊まると、腰痛になることも
夜行バスで地方から東京まで移動し、さらにネットカフェに宿泊するといった、無理な行程を取ってしまうと、窮屈な体勢が長時間続きます。
結果として、体に負荷がかかり、腰痛を引き起こすこともあるので注意が必要です。
ネットカフェ並みの予算で快適な宿に泊まるには?
予算を考慮するとネットカフェを利用したいものですが、連泊や夜行バスでの移動後に泊まるとなると、より快適な宿泊場所を選びたくなります。
実際に低予算で快適な場所はあるのでしょうか?
上京就活生がネットカフェ代わりに泊まる「民泊」とは?
民泊は、ホテルが満室だった際に客室の供給を補完するため、都内や近隣の県内全域に多数登場したのが始まりとされています。
最近では、就活時にネットカフェより安心して宿泊できる施設として、注目を集めています。
就活専用の民泊なら、ネットカフェ代わりに泊まるのに安心!
上京就活生におすすめなのが、就活生用のプランで宿泊できる民泊です。
これは、自宅の一室を開放するような民泊とは異なり、企業が運営しています。
そのため、設備が整っており、快適な睡眠をとることができるので、体調管理の面でもメリットがあります。
まとめ
就活時にネットカフェに泊まるなら、
- まずはフラット席を確保
- 退出時間を考えて入店
- 貸出グッズを有効活用
- 金庫で貴重品管理を
- シャワーの充実度もチェック
以上、5つの利用術を押さえておきましょう。
上京する地方就活生にとって、宿泊場所の確保は切実な問題です。
予算を考えると、ネットカフェを利用したいところですが、体調に影響することもあります。
そのため、就活専用の民泊を利用することが、最近の定番となっています。
民泊で快適に過ごし、十分にコンディションを整えて就活に臨みましょう。